「難民に関するグローバル・コンパクト(Global Compact on Refugees)」は、世界が一体となって難民保護を促進していくための国際的な取り決めです。 難民の数が急増し、世界各地で発生している危機への対応が急がれるなか、難民を取り巻く状況の改善、公正かつ公平な社会の実現を目指して、2018年12月の国連総会で採択されました。 難民問題は、もはや、特定の地域だけが取り組むものではありません。社会の一人ひとりが責任を分担し、実行に移していくことが求められ、「難民に関するグローバル・コンパクト」がその指針となることが期待されています。 「難民に関するグローバル・コンパクト」日本語訳 <背景> 世界各地で難民が増え続ける一方、難民を受け入れ、支援する国の数は減少しています。難民の6割をわずか10カ国で受け入れているという現実があり、政府の拠出金や第三国定住など別の方法で貢献している