カナダ・トロントで起きた無差別殺傷事件の犯人の動機が「非モテ」であると目され、大きな話題を呼んでいる。 多民族国家であるカナダでは、このような事件が起こった場合、犯人の民族的・宗教的バックグラウンドが軽率に取りざたされることはまずない。 今回の容疑者アレク・ミナシアン(25)についても、SNSのコメントなどで言及されただけで、民族的・宗教的な関連は報道されていない。実際、テロ組織との関連もないようだ。 しかしながら、ミナシアンも所属するといわれる別の過激思想団体が急激に注目を集めている。おもにインターネット上で集う、「インセル」と呼ばれる女性蔑視主義者だ。 ----- ニューズウィーク日本版『トロント バン暴走事件の動機は性的欲求不満? 女性蔑視主義者「インセル」とは?』よりhttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-10