テック業界で「ドッグフーディング(犬の餌やり)」はよく使われる言葉だ。その意味は、企業が自社製品をまず従業員に使わせること。市場に出す前にバグや改良すべき点を見つけだそうというわけだ。 最近、シリコンバレーの有力企業は、ARに大きな関心を寄せている。実際、AR推進派は以下のように語る。 「ARが十分に発達すれば、スマートフォンからコンピューターまで、一般的に使われているスクリーンは全て、たった1つのスマートグラスに置き換えられるだろう」 しかしそこに至るまでに、技術者はたくさんの「ドッグフード」を食べなくてはならない。つまり、彼らが大好きなパソコンやスマートフォンをARヘッドセットに置き換えなければならない。 あるシリコンバレーの企業が今、まさにそれを行っている。Metaは、ARヘッドセットを開発しているスタートアップ企業。従業員はデスクトップPCの代わりに、「Meta2」ヘッドセットを使
![デスクトップPCをスマートグラスに置き換えた企業 —— 仕事はできるのか、見てきた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cf4900cdb59caafc984af3c3bfd7712f00a5cffb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2017%2F07%2F26%2F59765c36552be51c008b62f9.png%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)