今回は『マンガに、編集って必要ですか?』をレビューします。崖っぷち中堅漫画家と、女性ファッション誌から異動してきた新人編集者の、ガチな仕事漫画です。著者は青木U平(あおき・ゆうへい)さん。新潮社「くらげバンチ」での連載作品で、2019年の末に完結、単行本は全3巻が刊行されています。 『マンガに、編集って必要ですか?』作品紹介 作品の詳細を見る 完結『マンガに、編集って必要ですか?』 全3巻 青木U平/新潮社 『マンガに、編集って必要ですか?』を試し読みする まるで「もう編集者は不要」みたいなタイトルだけど……? 本作の主人公は、漫画家・佐木小次郎(さき・こじろう)45歳。青年誌でキャリア8年の中堅、と言えば聞こえはいいけど、最近の作品はどれも2~3巻で打ち切られている、売れない作家。かなり崖っぷちな状態です。 そんな佐木の担当編集は、女性ファッション誌から異動してきたばかりの、坂本涼(さか
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