「大阪都」構想で大阪市を廃止し五つの特別区に分割するための協定書の是非を問う住民投票が5月17日に迫る大阪市で、14日から橋下徹市長らによる市主催の説明会が始まりました。計39回、税金で実施されます。維新の会もあらゆる手段で「都」構想を宣伝しています。しかし、その中身は既にボロボロです。 (藤原直) ■大阪府は「都」になれません 大阪市が消えるだけ 今回の住民投票では、仮に賛成票が多数となったとしても大阪府は「都」になれません。逆に、賛成票以上の反対票が投じられないと、歴史ある大阪市が廃止され、権限も財源も半人前の五つの特別区へとバラバラにされてしまいます。そもそも根拠となる大都市地域特別区設置法にも協定書にも「大阪都」とは書かれていません。看板に偽りありです。 ■「ニアイズベター」というが 住民から遠い行政に 賛成多数なら、大阪市が廃止され、五つに分割されるだけではありません。新たに設置