【動画】「笑顔の傘」が満開　広島平和記念公園原爆ドームの前で、世界中の子供たちの笑顔がプリントされた傘が広げられた＝１日午後２時１５分、広島市中区の広島平和記念公園、高橋正徳撮影 　震災があった中国・四川やインドネシア、神戸で撮った子どもたちの笑顔をプリントした傘１２０本を開き、平和を祈る「メリー・アンブレラ・プロジェクト」が１日、広島市の平和記念公園であった。 　東京のアートディレクター水谷孝次さん（５９）が、原爆投下から６５年の広島で初めて企画した。原爆ドームや原爆死没者慰霊碑前で、水谷さんが「子どもたちの笑顔は未来への希望です」と声をあげると、集まった地元の学生らが一斉に傘を開いた。 　軍人だった水谷さんの父親は太平洋戦争で頭にけがを負い、聴力を失ったという。水谷さんは「一人ひとりが笑顔になることで、平和をつくっていけると思う」と話した。（加戸靖史）

東京・六本木でのイベントで、来場者から折り鶴を受け取るクミコさん（中央）＝９日、高橋写す東京・六本木でのイベントで、参加者から贈られた折り鶴をながめるクミコさん（中央）＝９日、高橋正徳撮影 　２歳の時に広島で被爆し、鶴を折りながら１２歳で亡くなった佐々木禎子さんの平和を願う思いが、ツイッターを通じて世界に広がっている。今年２月、禎子さんのことを歌う歌手らが呼びかけ、平和への祈りを「つぶやく」ごとに、バーチャルな折り鶴が生まれるようにしたところ、その数は今月１２日夕までに３５００を超えた。共感の折り鶴は実際に折られ、原爆が投下された８月６日、禎子さんの母校にささげられる予定だ。 　禎子さんをテーマにした曲「ＩＮＯＲＩ〜祈り〜」をＣＤ化している歌手クミコさんらが、歌を知ってもらい、平和への思いを募ろうと、ツイッターに「祈りプロジェクト」を創設した。「平和への祈りをツイート（投稿）して下さい」と

ブルーシートで覆われた鳩山一郎氏の墓の周辺を調べる警視庁の捜査員ら＝６日午前１０時２４分、東京都台東区の谷中霊園、高橋雄大撮影 　６日午前５時５０分ごろ、東京都台東区谷中７丁目の谷中霊園で、鳩山由紀夫首相の祖父の故・一郎元首相と妻薫さんの墓石に黄色い塗料がかけられているのを散歩中の近所の男性が見つけ、１１０番通報した。墓石の前面にスプレーのようなものが吹きかけられていた。警視庁は器物損壊事件として調べている。 　下谷署によると、５日午後１１時４０分ごろ、警戒中の同署員が異状のないことを確認した。霊園は全日、人の出入りが自由という。昨年９月に由紀夫氏が首相に就任して以降、署員が１〜２時間おきに巡回していた。 　現場には鳩山家の墓石が三つ並び、中央にある一郎氏と薫さんの墓石だけが汚されていたという。