関数を、文字「λ」を使って表記することからこの名がある。 計算機科学や数学など、様々な理論で応用された結果、関数型のプログラミング言語であるLispの基盤となった。 通常の関数は、「f(x)=x+1」のように書かれる。これは数式である。 ラムダ計算の式つまりラムダ式では、この関数fを「λx.x+1」のように書く。これを関数Aとする。 ここで関数に7を代入したf(7)を考えると、ラムダ式では「(λx.x+1)7」と書かれる。 また、引数が関数で、それに7を適用する関数を考えると、ラムダ式では「(λf.f7)」となる。これを関数Bとする。 関数Bに関数Aを適用すれば、「(λf.f7)(λx.x+1)」という式になる。この時、 (λf.f7)(λx.x+1) (λx.x+1)7 7+1 以上の三つの式は同値である。