日本アイ・ビー・エム(以下,日本IBM)は,東京基礎研究所(神奈川県大和市)内に,「IBMオートモーティブ・イノベーション・センター(IBM Automotive Innovation Center, 以下AIC)」を開設した(発表資料)。 今回のセンターは,自動車分野の顧客の研究開発を支援する目的で新設したもの。電機分野の研究開発の支援に向けて2006年2月に設立した「IBM エレクトロニクス・イノベーション・センター」に続く,製造業支援策の第2弾である(Tech-On!関連記事)。自動車分野の顧客が有する機構や電子制御などの技術と,IBMの設計技法「ISD(Integrated Systems Design)」などを融合していく。
米Motorola, Inc.は,2006年第2四半期(4月~6月)の売上高が過去最高の108億8000万米ドルに達したと発表した(発表資料)。前年同期から29%の大幅な成長を遂げている。携帯電話機の出荷台数も同じく過去最高,対前年同期比53%増の5190万台となり,市場シェアは前年同期から4.3ポイント上昇して約22%と推計される。 Mobile Devices Segmentの売上高は対前年同期比46%増の71億4000万米ドル,営業利益は同62%増の7億9900万米ドルだった。市場シェアは北米,南米で首位,西欧や北アジア,新興市場(中東アフリカ,インド,東南アジア)で2位を維持するとともに,中国では前年同期から8.9ポイントの拡大を達成,同市場におけるシェアを20%とした。 社内の売上比率は低いものの,Connected Home Solutions Segmentも売上高が対前年同
NBCの“奇襲契約”が火をつけた放送権の高騰 (取材・文=樺山 満) 前回記事はこちら 2006年ドイツ大会がもたらした熱狂 FIFAワールドカップ2006年ドイツ大会が終わって2週間。世界中の放送業界関係者とテレビ観戦者が、FIFAワールドカップが「世界最大のテレビイベント」であることを改めて確認したに違いない。 日本国内では「今大会は盛り上がりに欠けた」との意見が多い。それでも、日本代表が戦ったリーグ戦は軒並み高視聴率を記録した。6月18日日曜日、在宅率が高い時間帯に放送された対クロアチア戦の世帯視聴率は52.7%(テレビ朝日)。22日午前3時30分から放送された対ブラジル戦は前半22.8%、後半37.2%(NHK)を記録した。早暁の時間帯の視聴率が通常3〜5%であることを考えると、驚異的な値である(*1)。 優勝国・イタリアにおける決勝戦の視聴者シェア(*2)は84%(視
インターネットの法と慣習は、Hotwiredで連載されていた白田さんのコラムを書籍化した本です。 デジタルジャーナリズム研究会で献本いただいたので早速読んでみました。 実は私は法学部出身だったりするのですが、法律については正直全く理解していません。そもそも日本で法律というと、なんだか堅苦しい押し付けられたルールという印象があって、日常生活に役立たなさそうですし。とか言い訳してみたり。 そんな私でも、この本を読むと法律がそもそもどういうものだったのか、という根本的な部分から振り返って理解することができました。 そもそも法律とは誰のためにあるのか、国によってなぜこれほど受け止められ方や使い方が違うのか、インターネットの登場によって法はどういう変化を要求されているのか、白田さん独特の軽妙な語り口でわかりやすく解説してくれます。 特にタイムリーなのが著作権に対するくだり。 今まさにYouTubeに
――アニメーション制作をLLP(共同事業組合)方式で実行することで、注目を集めていますが。 森 日本では、まだ「LLPとは何だ」というところから話が始まりますけど、海外では受けがいいんです。「リミテッド・ライアビリティー(有限責任)」と言えば、どんなものか理解されるので、話が通りやすい。 LLPに目をつけたのは、これまで日本の映画やアニメで使われていた「製作委員会」方式に問題が少なくなかったこともあります。クリエーターにしてみれば、企画から制作まで手がけたのに、(出資比率で利益配分されるため)取り分が少ない。LLPは、利益の配分に自由度がありますから。 まだLLPは、仕組みとして明確でない部分も残っていますが、出資者への損金計上が可能だったり、メリットが多いんです。だから、試行錯誤は必要ですが、早く使ってみて、他の人たちのお手本になろうと。そんなこともあり、東京都と組んで、アニメ制作を目指
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