東京V、経営再建が暗礁に 重いJリーグの責任 経営再建中のサッカーのJリーグ2部(J2)東京Vが再び、揺れている。昨秋に日本テレビが経営から撤退し、東京ヴェルディホールディングス(HD)が引き継いだが、早くも資金繰りが悪化。そんな中、情報通信関連企業のネクシィーズ(本社・東京都渋谷区)が条件付きで経営に乗り出す意思を示している。 同社は使用料が高額な味の素スタジアムからの本拠地移転などを参画の条件とし、Jリーグに意向を伝えた。鬼武健二チェアマンは本拠地移転の可能性は示したが、東京都にJリーグの基準を満たす競技場は味の素スタジアムと国立競技場以外はない。既存の競技場改修には莫大な資金が必要になる。 Jリーグからクラブの存続条件とされていた5億4000万円のスポンサー料を集めることができず、崔暢亮会長、渡貫大志社長は4月30日に大口スポンサーからの入金がないことをJリーグに報告した。資金繰