NASA(米航空宇宙局)関連機関の「ゴッダード宇宙飛行センター」の発表によると、6月7日、太陽の表面で巨大な磁気エネルギーの爆発「太陽フレア」が発生したという。その時のようすが観測衛星で撮影されているのだが、途方もなく巨大な爆発は非常に衝撃的である。 今回の爆発は、太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」によって確認された。爆発に伴い、突発的にプラズマの塊が放出される「コロナ質量放出」という現象が発生している。 2~3日後、この爆発によって電離したプラズマが地球上に到達する可能性もあるという。地球の電離層が乱れて、衛星放送が映りにくくなったり、GPS(全地球測位システム)に誤差が生じるなどの影響が考えられる。 今回のフレアは、2006年12月に発生したものと同レベルと見られており、宇宙天気予報センターは今後の動きに注目している。ちなみにこの2月にも、巨大フレアが発生しており