W杯初優勝をはじめ、3大会連続4回目の五輪出場決定と、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の活躍で女子サッカーへの注目が集まっている。新潟で、将来の「なでしこ」候補たちはどのように育ってきているのか。県サッカー協会女子委員会の田辺友恵委員長(30)に課題を聞いた。 「日本全体では選手強化、という面では成功しています。ただ、選手や指導者を増やす『普及』という点ではまだまだですね」 「なでしこ」では、小学校時代に男子とプレーしていた選手が多いが、現在、県内では小学生だけの女子チームは一つだけ。 「その世代の女子チームを増やすことは重要です。小さい頃に少しでも経験をしていれば、将来は地域の指導者になりうるし、観客として試合に来てくれることだって期待できます」 県協会は新潟、下越、中越、上越の4地区に分けて巡回指導を始める予定だ。女子選手を一カ所に集めてキック、ドリブルの基本動作をベテ