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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (3)

  • 『HUNTERXHUNTER』のアルカの能力のルールが覆い隠しているもの - ピアノ・ファイア

    タイトルに「の」が多いですね。 連載中の『HUNTERXHUNTER』、個人的には会長選挙の行く末の方が興味あるのですが……。 かりそめにも主人公であるゴン・フリークスを救うべく、その手立てを掴もうとするキルア・ゾルディックが実家に帰るアルカ編が進行中です。 そのアルカの能力は、「おねだり」と「お願い」で釣り合いが取られたややこしいルールがわざわざ設定されています。 いくら作者がゲーム的なギミック(知恵比べやギャンブルの要素)が好きとは言え、なんでまたイベントごとにこういうギミックを新たに組むのかなー、と不思議だったのですが、これって 「デウス・エクス・マキナとしか描きようのない新手のスタンド使い」 という能力バトル漫画の宿命に対し、 「代償と得るものの均衡」を必要以上に誇張したルールを付与することで 「ご都合主義的な都合の良さ」から目を逸らさせようとする試み ……としても評価できそうだな

    ryu-ten
    ryu-ten 2011/11/04
  • イチローの成長力と恒常性 - ピアノ・ファイア

    今日はテレビで、イチローを取り上げた番組を2回見る機会があったので、イチローについて考えてみる。 イチローは「もし漫画に出てくるような化け物アスリートが現実にいたら、こういうのだろうな」という人物像をそのまま備えた選手で、ドキュメントを見るたびに鳥肌が立つような思いをする。 逆に、イチローのように「物語じみた選手」が現実にいるからこそ、フィクションに登場する天才たちもウソをついているわけではない、ということがわかるのだが。 4P田中くん 1 (少年チャンピオン・コミックス) 川 三番地 秋田書店 1986-12 売り上げランキング : 1414614 Amazonで詳しく見る by G-Tools ここらへんの「フィクションにおけるウソの無さ」については、七三太觔と川三番地の野球漫画を読んでいる人には理解しやすいように思える その非凡さのひとつして挙げられるのは、成長スピードの速さと、状況

    ryu-ten
    ryu-ten 2009/09/11
  • 大人になっても漫画を読むということ - ピアノ・ファイア

    読書日記を兼ねて、少し真面目な話を。阿佐田哲也の『ギャンブル人生論』で印象に残った節を引用してみます。 著者である阿佐田哲也(色川武大)自身が、ある友人からその兄についての相談を受けるというくだりです。 p21 兄貴にしてみれば、つらかったろうなァ。兄貴に能力が無かったというのじゃないんだからね。これは、もともと能力というものは、社会に適応した能力と、適応しない能力があるんだ。兄貴の場合は多分その能力が後者だったに違いない。 p24 だから、多くの不良少年は能力が欠如して落伍していくのではなく、能力がありすぎるために破目をはずして土俵の外へ足を出すのである。 ギャンブル人生論 阿佐田 哲也 角川書店 1983-01 売り上げランキング : 202869 Amazonで詳しく見る by G-Tools 色川武大の人間観として、その作品世界に通底しているのがこういうものの見方であって、『麻雀

    大人になっても漫画を読むということ - ピアノ・ファイア
    ryu-ten
    ryu-ten 2006/10/31
    大人になってもう一度読み返すことで新たな発見があるのです
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