123RF 2013年度の税制改正で相続税が大幅増税となるが、意外にその内容は知られていないようだ。 今回の改正で妻と子供2人が相続人の場合、48000万円以上の財産があれば原則として相続税の課税対象となる。このため、地価の高い都会に持ち家があり、1000万円ていどの金融資産があれば対象となる可能性が出てくる。 こうした改正内容を知らない人が6割以上にのぼることが、日本法規情報株式会社が実施した親族間に対する意識調査で明らかとなった。 これまでの基礎控除額は「5000万円+1000万円×法定相続人数」だったが、改正後は「3000万円+600万円×法定相続人数」に引き下げられる。相続人が3人の場合、従来は8000万円以上の遺産がなければ相続税対象とならなかったが、改正後は基礎控除が4割引き下げられるため、4800万円以上の財産があれば原則、相続税対象となるわけだ。 また、相続税の最高税率が5