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茨城県つくば市の県道沿いの歩道で6月、歩行者の団体職員男性(当時62歳)が、無灯火のマウンテンバイクにはねられて死亡する事故があり、県警が、運転していた同市の男子大学生(19)を重過失致死容疑で水戸地検土浦支部に書類送検していたことが23日、捜査関係者などへの取材でわかった。大学生は事故直後、男性宅を訪れて妻(62)に謝罪し、スマートフォンを見ながら運転していたと説明したという。 県警の発表によると、事故は6月25日午後8時45分頃に発生。男性は正面から来たマウンテンバイクにはねられて頭を強打し、26日未明に死亡した。マウンテンバイクにはライトが取り付けられていなかった。 男性の妻が大学生や県警から受けた説明によると、事故当時、大学生は両耳にイヤホンをつけ時間を確認しようとスマホを操作しており、進路前方にいた男性に気付かなかったという。
東京都目黒区で今年3月、虐待を受けた船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が死亡した事件で、結愛ちゃんは亡くなる数日前、食事をのみ込めなくなるほど衰弱していたことが捜査関係者への取材でわかった。声を振り絞って母親に伝えていたという。今月6日に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親の船戸雄大被告(33)(結愛ちゃんへの傷害罪で起訴)は警視庁の調べに対し、黙秘を続けている。 「もうご飯を食べられない」。捜査関係者によると、結愛ちゃんは3月2日に死亡する数日前、食事を与えようとした母親の優里容疑者(25)(保護責任者遺棄致死容疑で逮捕)に弱々しく話したという。 結愛ちゃんの死因は低栄養などで引き起こされた肺炎による敗血症。あばら骨が浮き出るほどやせ、体重は5歳児の平均を約7キロ下回る12・2キロだった。
朝日新聞テヘラン支局の神田大介支局長が11日午後3時過ぎ、同社公認のツイッターで、米ワシントンで開かれた日米首脳会談に臨んだ安倍首相について触れ、「安倍首相、大丈夫かな…またおなか痛くなっちゃうのでは。」と書き込んでいたことが分かった。 第1次安倍内閣の退陣の一因となった持病の潰瘍性大腸炎を 揶揄 ( やゆ ) したとの批判がインターネット上に集まり、神田支局長はツイッターから投稿を削除した。 神田支局長は削除後、同じツイッター上で、「安倍首相をはじめ、病気を揶揄するつもりはなかったんですが、そのように受け取られて当然のひどいツイートでした。お 詫 ( わ ) びし、撤回します」などと釈明した。 同社広報部によると、神田支局長は2000年に入社し、名古屋報道センター、国際報道部を経て、13年9月からテヘラン支局長を務めている。
長野県警松本署は1日、自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許過失運転致傷)容疑で10月31日午前に緊急逮捕した松本市の飲食店従業員男性(21)の逮捕状が発付されなかったため、約8時間50分後に釈放したと発表した。 同署は男性について、同容疑などで任意捜査を続けるとしている。 同署の発表などによると、男性は31日午前8時5分頃、同市中央の市道交差点で軽乗用車を無免許運転し、自転車の男子高校生(17)をはね、軽傷を負わせた疑いがあるとして、同日午前10時5分に緊急逮捕された。男性は事故後、現場から離れたという。 同署は同日夕になって裁判所に逮捕状を請求したが発付が認められず、同午後6時56分に男性を釈放した。同署員は、逮捕状請求の審査を担当する裁判官から「緊急逮捕から請求までに時間が開きすぎている」との趣旨で指摘を受けたという。 刑事訴訟法では、緊急逮捕の場合には「直ちに逮捕状を求める手続をしな
体を触る行為を「治療」と称し、重い糖尿病を患っていた宇都宮市の男児(当時7歳)に適切な治療を受けさせずに死亡させたとして、栃木県警が26日にも、同県下野市の会社役員の男(60)を殺人容疑で逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。 男児の家族によると、男は「悪霊をはらう成功報酬」などとして、両親から200万円以上を受け取っていた。 捜査関係者によると、男は、男児が1型糖尿病と診断されていることを知りながら、治療に不可欠なインスリン注射をさせずに男児の足や腹を触るなどの行為を繰り返したことで、今年4月、男児を殺害した疑いが持たれている。県警は、男が自身に特別な力があると両親に信じ込ませ、適切な治療を妨げたことが殺人容疑に当たると判断した。
「ショア!」。右手を高々と突き上げ、花道を進むプロレスラー。 勇ましいのだが、何かがおかしい。スーツ姿で、襟に秤(はかり)が彫られた金のバッジ、左手に六法全書を持っている。煌煌(こうこう)と照らされたリングで躍動する竜剛馬選手(32)。またの名を弁護士・川辺賢一郎(本名)。リングと法廷、二つの戦場を股にかける“弁護士レスラー”だ。27日、「ラジアントホール」(横浜市中区)で行われる試合に臨む。 竜選手は、横浜弁護士会に所属する2年目の新米弁護士。日中は、横浜市内の事務所で訴状などの書類作成にあたる。仕事が終わるとジムへ直行し、水泳や筋トレで体を作る。 弁護士を志したのは中学3年の時。社会科見学で訪れた横浜地裁で、被告の緊張をほぐしながら反省の弁を引き出す弁護士の姿がかっこよく見えた。鎌倉市内の高校から東大法学部に現役合格。司法試験突破を目指し、猛勉強を始めた。 六法とにらみあう日々は充実し
維新以外の各政党が候補を擁立しなかった今回の選挙では、投票率は同市長選で過去最低の23・59%。橋下氏は市幹部らに訓示を行い、「信任を得たと堂々と言えるような状況ではないことは十分に分かっている。大阪都構想について、賛成も反対もあることが分かったので、最後はやはり住民投票で決めるべきだ」と硬い表情で述べた。午後2時から記者会見を行う。 市選管から当選証書を付与されて市長に復帰し、2月27日付で辞職して以来、登庁は約1か月ぶり。午前10時50分すぎに市役所に姿を見せた際、記者団から選挙結果を受けてのコメントを求められたが、「会見でまた言います」とだけ答え、足早に市長室に入った。
福岡市が2012年5月、職員に自宅外での飲酒を1か月間禁じる「禁酒令」を通知したことについて、福岡県弁護士会は13日、「私生活への不当な干渉で人権侵害に当たる」として、同様の通知を今後出さないよう市に勧告した。 勧告に法的拘束力はない。 勧告書によると、高島宗一郎市長は、通知を守れない職員がいれば、「厳しい対応で臨む」との考えを示したことから、通知には強制力があったと判断。公務員であっても私生活への干渉という制約は許されないと指摘した。その上で、飲酒した職員による不祥事の根絶という目的と、自宅外での禁酒という手段は、整合性を欠いているとした。 市職員2人が「飲食店に入った際、先客に通知について指摘され、食事ができなかった」などとして同年5~6月、同県弁護士会に人権救済を申し立てていた。 高島市長は「勧告を尊重するが、不祥事で被害に遭った方々の人権や、市民の思いも受け止めなければならず、(禁
母親から育児放棄の虐待を受けたとして、山形県東根市の少女(10)が最上地方に住む母親を相手取り、慰謝料180万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、山形地裁(石垣陽介裁判官)であった。 母親は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を見せた。 答弁書で母親は「自身も精神的に病んでおり、食事を作れる状態ではなかった。医療費もかかり、慰謝料として支払う金はない」などと主張した。 訴状によると、2012年9月に両親が離婚、少女は母親に引き取られたが、朝食は食パン1枚、夕食も冷凍食品だけで、話もしてもらえなかった。約1か月後に父親の元で暮らし始めたが、母親の無関心な態度により、精神的なダメージを受けたとしている。
神奈川県警生活保安課は6日、横浜市神奈川区星野町、ゲーム用具販売店「KING CARDS」経営太田孝滋(47)と、同市南区井土ヶ谷中町、同店従業員森尾賢二(48)の両容疑者を賭博開帳図利ほう助容疑で逮捕した。 同課によると、賭博用具の販売業者を同ほう助容疑で逮捕するのは異例という。 発表によると、2人は共謀し、昨年5月29日頃~11月28日頃、同市中区伊勢佐木町のカジノ賭博店に、賭博に利用されることを知りながら、トランプやバカラ賭博用のチップなどを販売した疑い。 同課は昨年11月、このカジノ賭博店を摘発。同5月からの内偵中、トランプなどの商品を持ち込む両容疑者を確認していた。2人は約7年前から営業を始め、月約1500万円の売り上げがあったという。 調べに対し、太田容疑者は「賭博が行われていたとは知らなかった」、森尾容疑者は「賭博をしないようにと言っていたので納得できない」などと供述している
政府は、司法試験の受験回数制限を現行の「5年で3回」から「5年で5回」に緩和することを柱とした司法試験法改正案を、1月召集の通常国会に提出する方針を固めた。司法試験の合格者数の増加につながりそうだ。 早ければ2015年実施の司法試験から適用される。 06年に始まった現行の司法試験制度では、初の制度見直しとなる。 法務省によると、司法試験受験資格を得た後、勉強時間を確保する目的で、年1回の司法試験をすぐには受験しない「受け控え」が目立っている。だが、13年実施の司法試験をみると、法科大学院修了直後の受験生の合格率が39%であるのに対し、09年修了の5年目の受験生は7%と、受験が遅れるほど合格率は低下する傾向にある。このため、回数制限について、「受験生を必要以上に慎重にさせている」と疑問視する声が出ていた。
作家としても知られる猪瀬知事が、五輪・パラリンピック招致に成功した経緯などをまとめた本を18日に出版することがわかった。 新刊は「勝ち抜く力」(PHPビジネス新書)。招致活動を振り返り、成功のノウハウを伝授する内容だという。 猪瀬知事はこれまで、「力」をキーワードとして突破、言葉、決断、解決のテーマで著書を出版している。出版社によると、今回の「勝ち抜く~」では、招致活動の裏側を取り上げているという。
参院1票の格差 選挙無効判決は乱暴に過ぎる(11月29日付・読売社説) 国会の裁量権に踏み込んだ独りよがりの判決と言わざるを得ない。 「1票の格差」が最大4・77倍だった7月の参院選について、広島高裁岡山支部は「違憲」と判断し、岡山選挙区の結果を「無効」とする判決を言い渡した。 参院選を無効とした司法判断は初めてである。 岡山支部は、3月にも衆院選の「1票の格差」訴訟で「無効」判決を出している。同じ裁判長による今回の判決にも、政治や国会への理解不足が目立つ。 判決は、投票価値の平等を憲法上の「最も基本的な要請」と断じ、格差是正を最優先すべきだとの見解を示した。 しかし、昨年12月の衆院小選挙区選を「違憲状態」とした20日の最高裁判決は、「投票価値の平等は選挙制度を決める絶対の基準ではない」と指摘した。 選挙区選は行政区画を基にしており、地理的状況や交通事情にも配慮する必要性を認めたものだ。
湘南地域の海の家の一部が「クラブ化」している問題で、神奈川県逗子市の逗子海水浴場の安全対策協議会は11日、音楽の全面禁止など6項目について協議し、指導・勧告に従わない場合、退去命令を出せるようにするなどの規制強化案をまとめた。 市は、この案をたたき台として市民から意見を募り、来年2月定例会に関連条例の改正案を提案する予定。 協議会はこの日、平井竜一市長が10月に示した〈1〉音楽の禁止〈2〉海の家の営業終了時間を午後6時半にする〈3〉海の家以外での飲酒禁止など6項目について検討。規制は海水浴場の開設期間に限定するものの、音楽は海水浴客が個人的に流すのも禁止することを決めた。 市は16日午前10時から市役所で市民説明会を開くほか、同日から1か月間、パブリックコメントを行い、規制強化案に関する市民の意見を募集する。 平井市長は「全国に誇れる条例にしたい。海水浴客は減少すると思うが、ファミリー層が
栃木県岩舟町は5日、県人事委員会がいったん懲戒免職処分を取り消した町職員の河田尚夫さん(52)について、再び懲戒免職処分とした。 町は昨年8月、副町長らを誹謗(ひぼう)中傷するメールを町長らに送ったとして、河田さんを懲戒免職処分とした。河田さんは県人事委員会に処分の取り消しを求め、同委員会は、処分を決めた町綱紀委員会のメンバーに副町長らが含まれていたのは手続き違反だとして、今年7月に処分を取り消した。 町は、処分の妥当性そのものが検討されていないことを受け、副町長を外して外部委員を加えるなどメンバーを変えた町綱紀委員会を開き、改めて懲戒免職処分とした。 河田さんは県人事委員会の決定を受け復職していた。読売新聞の取材に対して、「再び県人事委員会に処分取り消しを求める」などとした。
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