ビッグデータの利用や人工知能の発展にともなって大量のデータを高速で処理しなければならなくなり、UNIXで開発された言語・AWKが見直されています。しかし、最も古い言語の一つであるがゆえに最新のノウハウを紹介した書籍がまだ少ないのが現状。そこで翔泳社では、『「シェル芸」に効く!AWK処方箋』を刊行します。 『「シェル芸」に効く!AWK処方箋』は、日本 GNU AWKユーザー会の斉藤博文さんによる『シェルスクリプトマガジン』(USP研究所発行、CodeZineにも転載)の連載と、斉藤さんへのインタビュー記事をまとめた単行本です。 AWKは1970年代にUNIXで開発された言語で、今なお高速でデータ処理を行うために使われています。本書ではAWKが得意とする文字列処理だけでなく、時刻を取得する関数や数値演算を行う方法、連想配列(通常の配列と同じように扱える)、真髄の一つであるフィールド(列)を操る