魅力的な探偵像と華麗なロジックで、日々進化を続ける「探偵小説」。そこに近年では「特殊設定」と呼ばれるジャンルが活況を呈している。令和のミステリーはどこへ向かうのか。相沢沙呼、青崎有吾、今村昌弘、斜線堂有紀、似鳥鶏―― 気鋭の人気ミステリー作家たちに小説現代編集長のKもまざり、「特殊設定」ミステリについて語り明かす! 創刊60年にして初の完売で話題となった「小説現代9月号」に掲載された豪華座談会を3日連続で大公開!! 聞き手・構成:若林 踏 若林 いま、国内ミステリにおいて“特殊設定ミステリ”が一つのブームだと言われています。ただ、今までのミステリの歴史においても“特殊設定ミステリ”と呼べるような作品は数多く書かれていますよね。そこでまずは皆さんの読書体験を振り返ってもらって、「初めて手に取った“特殊設定ミステリ”」を教えてください。 青崎 僕の場合は小さい頃に読んだ「名探偵シャーロック・ホ
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