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  • 臓器移植後の眼球が見せる元の持ち主の記憶『暗黒童話』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記

    突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の白木奈深。 臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。 それは、かつてこの眼が見てきた風景の「記憶」だった。 この記憶を元に菜深は、監禁された一人の少女の存在に気づいてしまった。 眼球の記憶に導かれて、提供者が生前に住んでいた町をめざして旅に出る。 そして、悪夢のような事件に巻き込まれていく。 移植された臓器が疼くサスペンス小説。暗くて不気味な童話と共に物語は進んで行く。 「暗黒童話」のここが面白い 記憶と眼球を失った少女 奈深は交通事故によって「記憶」と「左眼」を失った。 かつては、生活態度も真面目で勉強も運動もできた優等生だったが、事故後は見る影もなくなり親にも他人のようだと言われてしまうほどの変わりようだった。 性格は暗くなり、友達の失う。 そして、事故後は空洞だった左眼の穴には他人の

    臓器移植後の眼球が見せる元の持ち主の記憶『暗黒童話』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/06/27
    乙一は良い話と怖い話の振れ幅が大きくて楽しい。
  • 【最新版】ダークファンタジー漫画のおすすめの面白い作品を紹介する - 漫画ギーク記

    (出典:『ドリフターズ』) ファンタジー作品の中でも、重苦しい雰囲気の中で、残虐な描写が数多く登場するダークファンタジー作品。 犯罪、血、死などの暴力的なシーンが数多く登場する。 そんなダークファンタジー漫画の中での個人的に面白いと思う作品をまとめてみた。 完結済み、少年コミック、青年コミックなどの形式は問わずに名作・傑作・人気作を多く含んでいる。 それでは、どうぞ。 ※「ダークファンタジー漫画」に関する最新版の記事はこちらになります www.dokusyo-geek-ki.com おすすめ「ダークファンタジー漫画」まとめ チェンソーマン チェンソーマン 藤本タツキ Amazon Kindle 楽天 ebookjapan BookLive! Renta! DMM 極貧生活をしている少年・デンジは、デビルハンターとして借金取りにこき使われている。 そんな彼は、あるとき悪魔にはめられ、殺されて

    【最新版】ダークファンタジー漫画のおすすめの面白い作品を紹介する - 漫画ギーク記
  • 謎の転校生は本当に「神様」なのだろうか?『神様ゲーム』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記

    神降市ではが連続で殺される残忍な事件が発生していた。 警察官の父親を持つ小学四年生の芳雄は、「浜田探偵団」のメンバーの一人として、この事件を憂いていた。 そんな最中に、半月前に転向してきた鈴木君は自分は「神様」であり全知全能だと告げる。 そして、殺しの犯人を教えてくれた。 芳雄は、「神様のお告げ」を信じるのか、信じないのか。事件の真相とは? 芳雄にとっての神様を信じるかどうかの「神様ゲーム」が始まった。 この「神様ゲーム」はとんでもない方向へと転がっていく。 「神様ゲーム」のここが面白い 殺し事件 殺しというのは、最近ぼくの住む神降市で連続して起こっている悪質な事件のことだ。五月からこの二ヵ月ほどの間に四件、市内の 野良が次々と殺されている。 それもただ殺すだけでなく、一件目は首と尻尾を斬って両手を縛り上げ吊されていたし、二件目は左手と左脚を付け根から斬って俯せにして放り捨てられ

    謎の転校生は本当に「神様」なのだろうか?『神様ゲーム』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/06/22
    元々は子供向けレーベルから出ているというのも、ある意味衝撃ですね。続編も傑作でした。
  • 「ワカコ酒」作者による一人飲みのススメ『新久千映の一人さまよい酒』【漫画おすすめ】 - 漫画ギーク記

    アニメ化やドラマ化された『ワカコ酒』の作者、新久千映による一人飲みに関するエッセイコミック。 『ワカコ酒』は女性の一人飲みを題材にしたフィクションの漫画であるが、この作品は実際に作者の住んでいる広島を舞台として、人が通っているお店や飲み方について語ったノンフィクションの漫画である。 お酒が大好きな作者は、いかにしてお店を選び一人飲みしているのか? 全編フルカラーで読める、楽しくて勉強になる豪華な漫画となっている。 全1巻。 (出典:『新久千映の一人さまよい酒』) 「新久千映の一人さまよい酒」のここが面白い 新久千映のお店の選び方 まず、この漫画に描かれているのは新久さんの一人飲みする際のお酒の選び方。 一人飲みで初めてのお店に入るには中々勇気のいることだが、そこは新久さんも同じとのこと。 気になる店があれば、その前を何度も通って断片的な情報を集めるとか。 そして、行きたい気持ちが閾値を超

    「ワカコ酒」作者による一人飲みのススメ『新久千映の一人さまよい酒』【漫画おすすめ】 - 漫画ギーク記
  • 死んだ人間と一度っきりだけ再会できる夜『ツナグ』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記

    死んだ人間と生きた人間を合わせる窓口、「使者」と書いて「ツナグ」。 渋谷歩美は、高校生にしてその使者の役割を果たしている。 報酬は0円。死んだ人間との再会を強く願い、彼を見つけられた人が一晩だけ誰か一人との再会を果たせる。 再会を願うのは四人の人々。 死んだアイドルに会いたいファン。母親に相続の話を聞きたい長男。親友を殺してしまったかもしれない女子高生。消えたフィアンセと会話をしたいサラリーマン。 それぞれの思いを胸に抱き、使者を訪ねた。 再会した一晩でどんな会話が繰り広げられるのか。 ジャンルとしてはミステリーであるが人間ドラマとしての要素が強い小説となっている。 「ツナグ」のここが面白い 使者ーツナグーとは 使者は、死んだ人間と生きた人間を再会させてくれる人物だが、報酬は一切受け取らない。 再会するため、幾つかのルールが決められている。 再会できるのは死んでいる人間にのみ 使者が依頼を

    死んだ人間と一度っきりだけ再会できる夜『ツナグ』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/06/20
    連作短編形式だったんですねー。冷たい校舎~は面白かったし読んでみよう。
  • 10組以上のカップルの笑える恋愛模様『徒然チルドレン』【漫画感想】 - 漫画ギーク記

    片思い、両思い、友達以上恋人未満な二人の恋愛が描かれているラブコメ漫画がこの『徒然チルドレン』である。 登場人物は高校生たち。 彼らのもどかしかったり、すれ違っていたり、笑えたりする恋愛の様子を見ることができる。 四コマ形式の漫画となっている。 (出典:『徒然チルドレン』) 「徒然チルドレン」のここが面白い ケース1「片思い」 この漫画にでてくるペアでまず「片思い」がある。 片方は相手を意識しているが、もう一方は何も気づいてはいない。そのもどかしい感じが作者の手によってうまく見せられている。 巻が進むにつれての、片思いされている側の心の変化も見どころ。 (出典:『徒然チルドレン』) ケース2「日人と外国人」 日人と外国人の場合の恋愛のケースもある。 外国人のパトリシアは日語がやや苦手。啓介は、パトリシアに「寿司だ」と連呼される。 啓介は「寿司」を「好き」と勘違いしているのでは...?

    10組以上のカップルの笑える恋愛模様『徒然チルドレン』【漫画感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/06/19
    短編集形式ってことなのかな? ちょっと面白そう。
  • 九歳の無邪気な殺人者による死体隠しの冒険『夏と花火と私の死体』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記

    九歳の夏休み、少女は殺された。 犯人は、同級生の九歳の少女。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく。 殺人者の少女は兄と一緒に死体を隠すことにした。 こうして、幼い兄妹の四日間の冒険が始まった。 次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか? 死体をどこへ隠せばいいのか? 子供が被害者で犯人で共犯者のサスペンス小説。彼らの冒険に息を飲む。 「夏と花火と私の死体」のここが面白い 被害者と殺人者の少女 被害者・五月と殺人者・弥生は共に九歳でよく遊ぶ中の良い友達。 それは唐突な殺人だった。 殺人者・弥生は兄を溺愛している。そんな弥生に五月が、弥生の兄の健が好きだと言ってしまう。 九歳の子供の無邪気な恋。 だが、この一言がきっかけで彼女はその命を失うことになる。同級生の手によって。 死体視点の物語 閉められていない蓋一枚分の窓からは、わたしの足の先が見えていた。 片方の足に

    九歳の無邪気な殺人者による死体隠しの冒険『夏と花火と私の死体』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/06/07
    表紙がフジリュー絵に変わってる! 良い絵ですね。
  • SF史上最悪のパラドックスを描く小説『リライト』【小説感想】 - 漫画ギーク記

    過去は変わらないはずだった。 1992年夏、2311年から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。 時を超える薬、突然の別れ、彼と過ごした夏は美雪の心の中にいつまでも残っている。 そして10年後の2002年、過去の自分がやってくるはずのタイムリープ当日になったが10年前の自分が現れない。 不審に思い調べるなかで、保彦のこと、学校のことを調べる中で美雪は記憶と現実の違いに気づきはじめた。 タイムリープをメインテーマとし、最悪のタイムパラドックスを書いたSFミステリー小説。 物語の点と点が繋がった時の衝撃がすごい。 「リライト」の見どころ 2311年から来た未来人 旧校舎での早朝、日直としての仕事をこなしていた美雪の目の前に突然、クラスメイトの保彦が現れた。 何もなかった空間へのなんの前触れもない出現。見られてはいけない現場を見られてしまった彼

    SF史上最悪のパラドックスを描く小説『リライト』【小説感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/05/15
    すごい複雑な話なのに一気に解き明かされるからカタルシスが半端ない。続編も気になります。
  • 才能を手に入れるために弟を売った少年『夜市』【小説感想】 - 漫画ギーク記

    妖怪たちが古今東西のありとあらゆる不思議な品物を売る市場「夜市」。 「自由」「知識」「才能」「首」「何でも切れる刀」「人間」と扱う商品に制限など存在しない。 ここでは望むものが何でも手に入る。 女子大学生のいずみは高校時代の同級生、裕司に連れられこの「夜市」に迷い込んだ。 裕司はかつてここで取引をしたことがあった。この買い物を裕司は今の今まで後悔し続けている。 失ったものを取り戻すために裕司はまた「夜市」に帰ってきた。 表題作「夜市」と「風の古道」の二作で構成される小説。 日ホラー小説大賞受賞作。 「夜市」の見どころ 不思議な市場・夜市 首を売っている店もあった。台の上に、ライオンや象、ムースやバッファロー、そして明らかに人間と思われる男と女の首が並んでいた。 その店の主人は葉巻カウボーイで、ライフルを分解して暇をつぶしていた。 (出典:『夜市』) 「夜市」はなんの前触れもなく突然と現れ

    才能を手に入れるために弟を売った少年『夜市』【小説感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/05/13
    この作家の文章ほんと綺麗。物語も面白いし良い作家ですね。
  • ピアノ調律師として生きる青年の成長を描いた物語『羊と鋼の森』【小説感想】 - 漫画ギーク記

    才能があるから生きていくんじゃない。 そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。 もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。 ピアノの調律に魅せられた一人の青年。 彼に注目し、調律師として、さらには人として成長する姿を描いたのがこの『羊と鋼の森』である。 ピアノの調律師といったちょっとした異世界を通じて、自分が何も持っていないと思っている青年の働く姿を見ることができる。 「2016年屋大賞」大賞受賞作。 心温まる物語と通じて、自分の生き方、考え方、戦い方を考え直させられる小説。 「羊と鋼の森」の見どころ ピアノ調律師に魅せられた少年 それは偶然の出会いだった。 そのとき、教室に残っていたとの理由で高校生で十七歳の外村は担任から来客の案内を頼まれた。 その人はピアノの調律師だった。 音のずれたピアノを調

    ピアノ調律師として生きる青年の成長を描いた物語『羊と鋼の森』【小説感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/05/07
    調律師とは珍しい題材ですね。面白そう。
  • 【最新版】ミステリー・サスペンス漫画のおすすめの面白い作品を紹介する。 - 漫画ギーク記

    作中で謎を提示し、それが解決される過程を楽しむ「ミステリー・推理漫画」。 どう展開するかわからない物語のハラハラとドキドキを楽しむ「サスペンス漫画」。 これらのジャンルには数々の名作・傑作が存在する。 そんなミステリー漫画・サスペンス漫画の名作・傑作作品をまとめてみた。 どれもいい緊張感が最後まで味わえる作品となっている。 ※「ミステリー・サスペンス漫画」に関する最新版の記事はこちらになります www.dokusyo-geek-ki.com ミステリー・サスペンス漫画一覧 ミステリと言う勿れ ミステリと言う勿れ 田村由美 Amazon Kindle 楽天 ebookjapan BookLive! Renta! DMM 冬のある、カレー日和。 天然パーマがトレードマークの大学生・久能整がアパートの部屋でタマネギを切っていると、警察官がやってきた。 整は、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられ

    【最新版】ミステリー・サスペンス漫画のおすすめの面白い作品を紹介する。 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/04/27
    予告犯面白かったですねー。外天楼気になる!
  • 月で発見された5万年前の屍体。彼は何者か『星を継ぐもの』【小説感想】 - 漫画ギーク記

    月面で、真紅の宇宙服を着込んだ死体が発見された。 すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行なわれた結果、驚くべき事実が明らかになる。 死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。 ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。 この”人物”は果たして何者なのか? 謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。 「宇宙」「地球」の謎、「人類」「生命」の誕生を追ったSF小説の傑作。 一人の屍体から、壮大なドラマが生まれる。 「星を継ぐもの」の見どころ 月で発見された”一人”の屍体 月で”月面調査隊”が発見した一人の屍体。 この屍体を鑑定した結果、現代人とほとんど変わらない体をしているにもかかわらず5万年以上前に死んでいたことが発覚した。 5万年前に人間が月に到達できるような技術を持っていたはずがない。 しかし、循環器系、呼吸器系

    月で発見された5万年前の屍体。彼は何者か『星を継ぐもの』【小説感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/04/23
    素晴らしいセンス・オブ・ワンダー。続編も読んでみようかなぁ。
  • 何でも吸い込む手のひらの穴。バグでずれる宇宙。『バイオーグ・トリニティ』【漫画感想】 - 漫画ギーク記

    ヤバい、マジで榎芙三歩のことが好き過ぎて俺死ぬ。 『エア・ギア』の大暮維人と『阿修羅ガール』の舞城王太郎がコンビを組んだファンタジー・サイエンス・アクションが融合した青春群像劇が『バイオーグ・トリニティ』である。両掌に穴が空き、好きなものを吸い込んで融合できてしまう病気「バイオ・バグ」。主人公の藤井はこのバイオ・バグを発症した。藤井は何を吸い込むのか?悩む日々を迎える。 あやういバランスで成り立つ世界での愛を追求する少年による世界を巡るアクションコミック。 (出典:『バイオーグ・トリニティ』) あらゆるものを吸い込む「バイオ・バグ」 手に穴の開く病気「バイオ・バグ」。この穴からは「バイク」「クモ」「カピパラ」とありとあらゆるものを吸い込み、融合することができる。この穴をめぐり世界の命運が左右される。 (出典:『バイオーグ・トリニティ』) 『バイオーグ・トリニティ』にはバトルシーンが多い。

    何でも吸い込む手のひらの穴。バグでずれる宇宙。『バイオーグ・トリニティ』【漫画感想】 - 漫画ギーク記
    ryumesa
    ryumesa 2016/03/26
    物語がいつもの舞城王太郎なので一般受けはしないでしょうね。ぜひアニメ化してほしいなぁー。
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