6年前、長野県安曇野市の特別養護老人ホームで、ドーナツを食べた入所者の女性がその後、死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われた准看護師に、長野地方裁判所松本支部は「事故防止のための確認を怠った」などとして、求刑どおり罰金20万円の判決を言い渡しました。 裁判で弁護側は、別の病気の可能性があるなどとして無罪を主張していました。 判決で、長野地方裁判所松本支部の野澤晃一裁判長は「女性の食べ物を細かくする力に問題があったことなどから、ドーナツを詰まらせて窒息した以外の可能性は極めて低い」と指摘しました。 そのうえで、「事故防止のため、女性のおやつの形状は変更されていて、この日はゼリーを提供することとされていたのに、確認を怠った」などとして、求刑どおり罰金20万円を言い渡しました。 この裁判をめぐっては、有罪になると介護の現場が萎縮しかねないなどとして、被告を支援する福祉関係者などが無罪を求める
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