独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と言えばつい先日もセリウム使用量を減らす技術を開発したトイウニュースがあったばかりだが、このたび、NEDOの別の研究グループがレアアースを使用せずに高出力を出せるモーターを開発したとのこと。(参考:NEDOのプレスリリース) ハイブリッド車のモーターは磁石にネオジムやジスプロシウムといったレアアースを使って高出力を得ていたが、NEDOでは従来からあるフェライト磁石を使ってこれと同等の出力を得られるようにしたほか、フェライト磁石はネオジム磁石に比べて熱を原因とする永続的な磁力低下(不可逆減磁)が起きやすかったのを、モーターの構造を変えることで解消したそうだ。