20日から始まる政府の「事業仕分け」第2弾の“後半戦”で対象となる67の公益法人が、総額6717億円に上る財産を保有していることが、読売新聞の集計でわかった。 300室の宿泊室を持つ研修施設などの不動産を抱え込む法人も目立ち、1法人あたりの保有財産は100億円を超える。ただ、仕分け人が検討するのは、公益法人が実施する個別の事業にとどまるため、25日まで4日間の日程で、莫大(ばくだい)な財産にメスが入るかどうかは微妙だ。 今回の仕分け対象は70法人で、読売新聞は、特別民間法人3法人を除く67の公益法人の財務諸表を調べた。各法人が保有している土地や建物、預金などの総額は2008年度末に6717億6482万円で、13の法人で財産が100億円を超えていた。 中でも、総務省所管の「全国市町村研修財団」は1036億円と最も財産が多く、千葉市と大津市に、全国の市町村職員の研修施設2棟(土地・建物で134