野田首相が21日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、定期検査で停止中の原子力発電所について、来年夏までに再稼働させる方針を示したことが明らかになった。首相が原発再稼働の目標時期を明言したのは初めて。 首相は、「来年の春以降、夏に向けて再稼働できるものは再稼働していかないと、電力不足になれば日本経済の足を引っ張ることになる」と語った。電力需給の面から来年の再稼働は必要ないとの意見もあることについては、「それはあり得ない」と否定した。 再稼働の条件には、「ストレステスト(耐性検査)を含め、より安全性を確保するチェックをしながら、当然、原発立地県、地域の理解を得るのが大前提だ」と強調した。新規の原発建設については「基本的には困難だ」との見方を示す一方、「既に着工し、九十数%(出来上がっている)というところもあり、個々の事案に即して対応していく」と語った。
1 福島第一原子力発電所事故に伴う Cs137 の大気降下状況の試算 - 世界版 SPEEDI(WSPEEDI)を用いたシミュレーション - 平成23年9月6日 (独)日本原子力研究開発機構 1. はじめに 第23回原子力委員会定例会議(6月28日)では、福島第一原子力発電所事故によるプラント 北西地域の線量上昇プロセスの解析について概説した。その後、中部・関東・東北を含む東 日本におけるCs137の広域拡散と地表沈着について4月末までの試算を進め、 厚生労働省等 にその結果を提供したところである (厚生労働省報道資料, 食品中の放射性物質のモニタリ ング計画策定のための環境モニタリングデータ等の提供について(8月31日) http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001nif2.html)。本報告では、その結果とと もに、主要な大気放出のあった3
原子力損害賠償支援機構(以下、キコウと略す)が12日に発足しました。「新原子力ムラ」の誕生です。 「新原子力ムラ」の村長は、経済産業省出身 「新原子力ムラ」の一番地にまず建った「キコウ」の事務局長には経済産業省出身の嶋田隆氏がつくことになりました。嶋田氏は先日まで与謝野大臣の政務秘書官を務めていた方。与謝野馨氏は福島の原発事故後 「原発事故は神の仕業」「東京電力の賠償責任は免除するべき」という主張を経済財政担当大臣という立場にありながらおこなった方です。まさに「原子力ムラ」の中心人物と言ってもよいでしょう。先日までそんな与謝野氏の秘書官だったのがこの嶋田隆氏です。このキコウの完成を持って、ますます電力会社の利益を代弁する体制が強固になったと言ってよいでしょう。 理事長となった杉山武彦(一橋大学前学長)は、交通経済がご専門であるとのこと。なぜ専門外の方がここに入られたのかは不明です。 原発を
先月の中頃に東電が、地震の15分後に1号機の緊急冷却装置を手動で停止していたことを発表した。「実はオペレーターの操作ミスがあったのでは」との誤解をした人も多かったようだが、東電は「原子炉の圧力が急激に変化したために、炉の破損を避けるために緊急冷却装置を手動で停止した」と説明。原子力安全保安院も「マニュアル通りに停止しただけで、オペレーターのミスではない」と説明し、一件落着した感がある。 「マニュアル通りに操作したから問題なし」とはいかにもお役所的な答えだが、こんな答えで満足していては「理科系うんちく」を語ることはできない。そこで色々と調べたところ、以下の事実が明らかになった。 原子炉は運転中は300度近くで安定して動作しているが、炉の中の核燃料は緊急停止(スクラム)後もしばらくは熱を発生しつづける。万が一、その途中で水が蒸発してしまうと炉心溶融(メルトダウン)を起こしてしまうので、冷却装置
東京電力は14日、福島第一原子力発電所の汚染水処理システムが配管からの漏水で停止している問題で、ポリ塩化ビニール製の配管接続部が完全にちぎれていたと発表した。 破損部周辺は、放射線量が毎時100~150ミリ・シーベルトと非常に高く、作業員1人あたり1~2分程度しか作業を続けられない。東電では同日中に稼働を再開したいとするが、放射線の遮蔽や作業方法について慎重な検討が必要で、修理の見通しは立っていない。 水漏れは13日、仏アレバ社製の放射性物質の凝集・沈殿装置で、薬液を汚染水に注入する配管で起きた。
日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10カ月間落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。 引き抜き作業は当初、23日午後2時ごろから始まる予定だったが、準備作業がはかどらず、実際に始まったのは7時間近く遅れた午後8時50分だった。 落下していた「炉内中継装置」(直径46センチ、長さ12メートル)は衝撃で変形していたため、引っかかっていた炉開口部のさやの部分と一緒に、天井にある大型クレーンでつり上げた。装置等は約8時間かけ、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器「簡易キャスク」(直径1.4メートル、最大長16メートル)に直接、収納された。
福島第一原発の事故を受け、福島市は13日、市内の全ての小中学生、幼稚園・保育園児ら計約3万4000人にバッジ式の線量計を配布し、放射線の影響を調査する方針を決めた。 市幹部によると、学校や幼稚園などの通学・通園時期に3か月間、身に着けさせる。 開会中の市議会6月定例会に追加提案する補正予算案に約1億5000万円を盛り込む。 市幹部は「線量計が入手でき次第、始めたい。希望があれば、3歳未満の子どもへの配布も検討する」としている。
本日、玄海原発プルサーマル化前のシンポジウムの動画をまとめた記事「小出裕章(京大)と大橋弘忠(東大御用学者)のプルトニウム論戦動画まとめ」を書きました。その動画の中で、小出氏があまりにわかりやすくプルサーマル発電事情を説明していたので、その箇所だけ文字に起こしました。図解やグラフをふんだんに用いて、誰にでも理解できるように説明しています。素晴らしいです。 (動画の7:26から) 字幕「京都大学原子炉実験所助手 小出裕章」 小出「まずあの基本的にプルサーマルはどういうものなのかということを聞いていただきたいと思います。私は68年に原子力の平和利用というものに大変な期待をいだきまして原子核工学科という学問を選びました。」 小 出「どうして私が原子力に期待を抱いたかというと、化石燃料は使えばなくなってしまう、将来のエネルギーは原子力に頼るしかないという風に聞いたからで す。今ここにご参加中に皆さ
●なにも知らないまま、なにも知らされないまま、放射性物質をあびていた もう予測が必要な段階ではなくなっているような気もしますが、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の情報が、ようやく毎日公開されることになりました。 SPEEDIによる計算結果(4月25日より公表開始) http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/ ガジェット通信では、繰り返しこの問題に触れてきました。これまで公表されたSPEEDIによる資料は2枚だけでした。政府は、原発事故以来、内部的には毎日結果を出していながらそれらを隠蔽してきました。この行為は、とうてい許されるものではありません。内容についての評価は国民それぞれがおこなえばいい話ですので、どのようなものにせよ、それらは公開されるべきなのではないでしょうか。発表によれば、過去に出していた資料も、順次公開されていくそうです。公
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