有田芳生の『酔醒漫録』 ジャーナリスト、新党日本の副代表として挑む日本の根本的転換。その眼から見た日々の雑感を綴ります。「酔醒」は中国の「梁書」にある「酒を飲むこと能はざるも、賓客交遊を好む。終日獻酬して、其の酔醒を同にす」から取りました。 1月18日(木)JAL1035便で札幌に着いたときには気温が零下4℃だった。たまたま夕張に住む人から話を聞いた。みのもんたさん、鈴木宗男さん、松山千春さんが最近も訪れた。なかでも顰蹙を買ったのは某テレビ局朝番組の取材だという。取材された人たちが不快感を語っている。仕組まれた構図に住民を当てはめていく。それだけではない。「ほかのテレビ局には答えないでください」などとも言われたそうだ。ふーん、そんなこともあるだろうなと心中で思いながら、機内で読んでいた本のことが蘇ってきた。福田ますみさんの『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮社)だ。あれはもう4