野田佳彦首相は3日の内閣記者会とのインタビューで、原発再稼働への抗議を官邸前で行っている市民団体メンバーらとの面会について、「賛成でも反対でも、さまざまな声はできるだけお聞きしたい。やり方や日程を調整している。遠くない将来に実現できると思う」と述べ、面会する意向を明言した。 また政府が策定した30年の総発電量に占める原発比率を(1)0%(2)15%(3)20〜25%とする三つの選択肢について、首相は「硬直的に考えず、選択肢を中心に出された意見をていねいに分析し、国民の声を踏まえて判断する」と強調。原発利用をめぐる世論が割れていることを踏まえ、三つ以外の選択肢も排除せず柔軟に対応する考えを示した。 政府が国会に示した原子力規制委員会の同意人事案に「原子力ムラの住人だ」などと異論が出ていることに対しては、「適任だと思っている」と差し替えは必要ないとの認識を示した。さらに「9月の規制委のスタート