中東の窓 : チュニジアの女性の権利問題
チュニジアの女性の権利問題 2012年08月15日 09:00 チュニジアパキスタン チュニジアでは「穏健イスラム勢力」ナハダ主導の現政権が、イスラムと政治、社会の問題をどう処理するかが注目されていますが（要するにアラブ世界でも最も世俗主義、というか近代的と言われる、これまでの体制とイスラム法との関係をどうしていくか）、13日〜14日にかけて首都の他、スファックス、モナスティール等の大都市で、女性を中心とする数千人規模の抗議デモが行われました。 デモ参加者は、ナハダ政権が女性の男性と同権を保障しているこれまでの憲法を改正して、女性の地位を下げ、これまでのチュニジアでの女性の権利を守る努力を逆転させようとしていると非難したとのことです。 これに対してナハダ党は、デモ参加者はサタンの支持者で欺瞞者であると非難したとのことです。 これはal qods al arabi net が報じるところです
中東の窓 : アルナハダ大会（イスラエルとの関係）
アルナハダ大会（イスラエルとの関係） 2012年07月18日 08:50 チュニジアイスラエル チュニジアのアルナハダがガンヌーシを再任し、穏健路線と議会制民主主義の堅持を表明したことは先にご報告しましたが、イスラエルとの関係では矢張り強硬路線の様です。 １７日づＫのal qods al arabi net は、同大会がイスラエルとの関係正常化を原則として犯罪行為をすることを確認した、と報じています。 どうもこの問題は、同党出身の現外務大臣が、イスラエルとの関係正常化には賛成しないが、それを憲法に盛り込むことには消極的であると発言したことに反発するものが多く、憲法に盛り込むべしとの議論が行われたとのことです。 記事の要点は以上ですが、エジプトのムスリム同胞団等いわゆる穏健イスラム主義政党にとっては、相変わらずイスアエルとの関係が極めて機微な問題であることを示しているように思われます。 因み
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