消費税率の引き上げに伴って去年10月から行われてきたキャッシュレス決済のポイント還元制度は、30日で終了します。 消費税率引き上げ後の消費の下支えや、キャッシュレス決済の普及を目的に実施されました。 経済産業省によりますと、当初の想定の2倍を超える115万店が参加し、利用者への還元額は4月中旬までに3530億円に上っています。 参加店舗のおよそ3割は、キャッシュレスを今回初めて導入したか、対応する種類を増やしたということです。 また、去年、支出に占めるキャッシュレスの比率が伸び、26.7%になるなど、経済産業省は普及に一定の効果はあったとしています。 しかし、期間中は店舗側が負担する決済手数料が3.25%に抑えられていますが、終了後は5%から7%程度に引き上げられる可能性があり、収益を圧迫する要因となるため中小の店舗で定着するか懸念も出ています。 政府は、消費の下支えなどを目的に、ことし9