ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の開発者が著作権法違反(ほう助)に問われていた控訴審で、大阪高裁は8日、逆転無罪を言い渡した。判決後の会見で被告の元東大大学院助手、金子勇氏(39)と弁護団は「正当な判断だと思う」と安堵の表情を浮かべたが、今回の無罪判決は、金子氏と弁護団の主張を激しく批判する手紙を送りつけていたNHK記者に対し、留飲を下げる結果でもあった。関連記事ネット上で神扱い…ドラクエ流出のワケ桂ざこば、舞台で泥酔&大暴走!キス&…記事本文の続き 今回の裁判は(1)ウィニー開発は著作権侵害が目的か(2)面識のない利用者の違法行為に対するソフト開発者のほう助罪が成立するか-が争点だった。情報流出事件の多発などでウィニーに厳しい目が集まるなか、とりわけ金子氏と弁護団を不快にさせたのが、1審の公判中にNHKの記者が金子氏に送ってきた“取材依頼”の手紙だった。 その中でNHK記者は