『いまやろうと思ってたのに… かならず直る―そのグズな習慣』という本の中に、「漂流」という言葉が出てきます。 もちろん1つのメタファーなのですが、仕事をしていても、ふと気づくとあらぬ方向へ「漂流」していってしまうことはよくあることです。この「漂流」という言葉からは「意図せずして本来のコースから離れてしまっている」というニュアンスがビジュアルに伝わってくるため、印象に残っています。 “偽善グズ”のなかには〈漂流〉する人びとがいます。舵のない船というより、目的地のない船と言ったほうがいいでしょう。朝や昼や晩を振り返ってみて、自分が何をしたのか、時間がどこへ流れ去ったのか、まったく見当もつかないことがありませんか? 漂流者のなかには、いくつかの仕事に手を着けてどれひとつ完了しない人もいれば、何もしないでぶらぶらしている人もいます。 漂流にはさまざまな状況が考えられます。気分がウツになったり、打ち
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