橋下徹大阪市長の指示で市が全職員を対象に行った入れ墨調査で、市は16日、入れ墨をしている職員が13部局の計110人に上ったとの中間報告を発表した。 腕や首、頭部など市民の目に触れる部分に入れていると回答し、配置転換の検討対象となる職員は98人。部局別では環境局73人(目に触れると回答・64人)、交通局15人(同・13人)、建設局7人(同・7人)の順で、現業職員が多い部局が目立った。 調査は、教職員などを除く約3万3500人を対象に、今月1日から記名方式で実施。橋下市長は16日、市役所で報道陣に、「何をやっても許される甘い風潮があった。どうしても入れたいという職員は民間企業に移ったらいい」と述べ、入れ墨を消さなければ分限免職を検討する意向を改めて示した。