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ブックマーク / blog.kazuhooku.com (3)

  • なぜHTTPSはHTTPより速いのか

    先週、httpvshttps.com というウェブサイトが公開されました。このウェブサイトでは、HTTP と HTTPS を用いてアクセスした場合のウェブページのダウンロード完了までにかかる時間の比較ができるのですが、多くの環境で HTTPS の方が HTTP よりも高速なことに驚きの声が上がっていました。 HTTP が TCP 上で平文を送受信するのに対し、HTTPS は TCP 上で TLS (SSL) という暗号化技術を用いて通信を行います。ならば、TLS のオーバーヘッドのぶん HTTPS のほうが遅いはずだ、という予測に反する結果になったのですから、驚くのも無理はありません。 実は、この結果にはからくりがありました。 Google Chrome、Mozilla Firefox、最近のSafari注1は、Google が開発した通信プロトコル「SPDY」に対応しており、HTTPS

    なぜHTTPSはHTTPより速いのか
  • sprintf を最大10倍以上高速化するプリプロセッサ「qrintf」を作った

    最近H2OというHTTPサーバを書いているのですが、プロファイルを取ってみるとsprintfが結構な時間をっていて不満に感じていました。実際、sprintfは数値や文字列をフォーマットするのに十徳ナイフ的に便利なので、HTTPサーバに限らず良く使われる(そしてCPU時間を消費しがちな)関数です。 では、sprintfを最適化すれば、様々なプログラムが より高速に動作するようになるのではないでしょうか。ということで作ったのが、qrintfです。 qrintfは、Cプリプロセッサのラッパーとしてソースコードに含まれるsprintfの呼出フォーマットを解析し、フォーマットにあわせたコードに書き換えることで、sprintfを高速化します。 たとえば、以下のようなIPv4アドレスを文字列化するコード片を sprintf( buf, "%d.%d.%d.%d", (addr >> 24) & 0xf

  • [メモ] Perlのクロージャ生成速度は遅くない件

    いくつかのスクリプト言語の処理系では、オブジェクトを生成して利用する場合と比較して、クロージャを生成する場合のオーバーヘッドが大きいという問題が知られています。最近、Perlでクロージャを使いたい場面に遭遇したので、ベンチマークをとってみることにしました。 結果、以下のように両者を使うアプローチで大きな速度差はないということがわかったのでメモ。 $ perl closure-vs-method.pl Rate method closure method 535/s -- -12% closure 609/s 14% -- $ cat closure-vs-method.pl use strict; use warnings; use Benchmark qw(cmpthese); my $COUNT = 1000; sub doit_closed { my $cb = shift; $cb

    s-wool
    s-wool 2014/05/23
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