photo by Earl - What I Saw 2.0 テレビでよく見る、痴漢の現場をおさえた瞬間や麻薬の取引の現場をおさえたドキュメンタリー。警察とテレビが協力して犯罪を撲滅! いい話じゃないか…と、ちょっと待てよ? これって本人たち撮られていること知らないよね? となると、これはもしかして「盗撮」じゃないの? それとも、これが「報道の自由」ってやつ? 今回話を聞いたのは、弁護士法人木村晋介法律事務所の木村晋介先生。潜入捜査と盗撮の関係を、法的観点から解説してもらった。 先生! まずは、盗撮するとどんな法律に抵触するのですか? 罰則は? 実は、盗撮自体には罰則はありません。罰則にあたるとしたら、住居侵入か名誉毀損ですね。その上で、何が潜入捜査にあたるかどうかは、以下の ・目的 ・場所 ・対象 これら3つのポイントをおさえていく必要があります。 ―では、まず「目的」