1964(昭和39)年に建設された両施設。2011年の東日本大震災を機に庁舎の耐震診断調査を実施したところ、震災時の活動拠点としての基準値(Is値0.75)より低い0.23~0.48だった。その結果を受け、建て替えを決めた。 今回の建て替えは、区が所有する同所の土地1万2418平方メートルの一部4565平方メートルに70年の定期借地権を設定。同地を公募で選定した事業者(三井住友不動産・三井不動産レジデンシャル・日本設計)に提供し、その対価で新総合庁舎と新公会堂を建設することで区の庁舎建設費の負担をゼロにする方法をとる。事業者は定期借地敷地(現公会堂のあたり)に分譲マンションを建設・分譲し、期間終了後に土地を区に更地返還する。 区立神南小学校に隣接して建築する新総合庁舎は地下2階~地上15階の17フロア。地階には駐車場や機械室などの内部管理ゾーンを設置。1階は展示スペースや情報・相談コーナー