糸井重里は、昨年の夏から ある万年筆を使い始めました。 ふつうの万年筆とはちょっと違う、 ノック式の「キャップレス万年筆」です。 すると、使い始めて間もなく、 「書くおもしろさみたいなものを 急に思い出した」といいます。 糸井がキャップレス万年筆を使う きっかけをつくったのは、 『嫌われる勇気』などの著書で知られる ライターの古賀史健さんです。 古賀さんも、この万年筆と出合ったことで 「手で書くこと」の大切さについて あらためて考えたのだそうです。 パソコンを使って文章を「書く」ことを 仕事にしているふたりが 万年筆を使いながら感じている 「手で書くおもしろさ」って、 どんなものなのでしょう。 万年筆を入り口に、 メモ、漢字、マンガ、書、文章、手帳‥‥と さまざまな角度から語られた 「手で書くこと」についての対談をお届けします。 古賀史健さんプロフィール 古賀史健(こが・ふみたけ) ライタ