1968年生まれの丸山社長は、自身の経歴を「泥だらけ」と冗談交じりに話す。高校入学後すぐに、当時激しかった受験戦争への違和感を持つと同時に「自分にはできない」と挫折感を感じた。 「いろいろなことが激しい時代で、弱みを見せると"負け"の烙印が押される風潮が強かった。そういう時代背景もあって、この息苦しさから逃げたいと感じていました。自分の居場所や生き方をみつけるためにたくさんの本を読みましたし、座禅会や瞑想会に出たり色々な人の講演会を聴きに行ったりしていました」 そのまま、書店で見つけたチラシを頼りに、高校生でありながら、西海岸で開催される世界的なフェスに乗り込んだという。 「親は二人とも教師をしていたんですが、頭の柔らかい人だったんだと思います。渡米を認めてくれました。僕は相当こじらせていて、親に対して"自分がこうなったのは親に責任がある"と議論をふっかけたり、喧嘩したりしていたのもあった
![受験戦争に挫折し「世捨て人」に。喫茶店を開くも年間売上260万円。人気コーヒー店社長が振り返る混沌の20代](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/24858cddba72c8b41663e4fc8d9e4a86c92f7f35/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.buzzfeed.com%2Fbuzzfeed-static%2Fstatic%2F2021-12%2F10%2F2%2Fcampaign_images%2F03eb6ce1bc83%2F26020-2-5438-1639102159-1_dblbig.jpg)