桃山時代、千利休は、当時の輸入品の茶道具である「唐物」や、伝来の道具などの高価な茶道具を尊ぶ風潮に対し、日本国内で作られた新しい茶道具を採用することで、茶湯の可能性を大きく広げました。 現代を振り返って見ますと、千利休の革新自体が歴史となり、再び古いものが尊ばれる風潮が根付いているように思います。茶の湯は、千利休やそれに続く古田織部、小堀遠州など、その時代時代における美の革新により成長してきたことを考えると、現代に生きる、現代の作家による、革新的な茶道具世に送り出すことも、現代に生きる我々のを重要な役割であり、大きな意味を持つことになるのではないでしょうか。 一品更屋は2011年、「第1回 茶ガール かわいい茶道具大賞」を開催し、受賞者、応募者の皆様を、百貨店での展示会をはじめ、書籍や雑誌などに積極採用し、新しい才能を世に送り出す活動をしてきました。また、チャリティーイベント「茶の湯チ