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ブックマーク / whatsmyscene.blog.jp (6)

  • レコード会社の役割を今さらで考えてみる(その2) - what's my scene? ver.7.2

    レコード会社の役割を今さらで考えてみる(その2) 前回の記事に引き続いて、今の時代にレコード会社が出来るであろうと思われることや、そもそもレコード会社は必要なのだろうかといった疑問点等を、かなりテキトーに書いてみることに。 まず、レコード会社が担う役割で最も重要なものは何かを確認しておく。今回も前回同様に「古き良き時代のレコード会社の仕事リスト」で示してみるけれど、表の中で黄色い地で示した項目こそが、レコード会社のレコード会社たる所以ともいうべき仕事。 そう、レコードを作って売るということ。これに尽きる。 「レコード」というと、普通はアナログ盤のことを限定して指す言葉だと思いがちだけど、レコード会社にとってレコードとは音源を記録したものなら何でも全てがレコードとなる。だからカセットやCDもレコードだし、MP3みたいなデジタルデータも概念上はレコードの一種ということになる。一方で、ストリーミ

  • レコード会社の役割を今さらで考えてみる(その1) - what's my scene? ver.7.2

    レコード会社の役割を今さらで考えてみる(その1) レコード会社が何をしているのかって、レコード会社やその周辺で働く人達にとってみれば当たり前の知識なんだけれど、そうした世界から外にいるとあまり知られていないのかもしれないと思ったので、レコード会社の役割みたいなものを適当に表にまとめてみた。 以下、表について簡単に説明していく前にまずはお断り。自分はもうリアルなレコード会社の現場から離れて随分時が経つので、おそらくここに書いている情報はかなり時代遅れなものだろうということ。なので、表のタイトルにも「古き良き時代」という形容を付けてみた。目安としては、だいたい90年代初頭のまさにレコード会社がブイブイ言わせていた「渋谷系(笑)」前後の時代といったところ。 で、昔のレコード会社は余裕があったので、まずアーティストの発掘・育成にとてもお金をかけていた。この部分にどれだけちゃんと投資できているかが、

  • どうでもいい話:そういうのは「音楽の力」じゃなくて単なるタダ乗りなんじゃないだろうか - what's my scene? ver.7.2

    どうでもいい話:そういうのは「音楽の力」じゃなくて単なるタダ乗りなんじゃないだろうか とある講演会的なものに参加して、色々な人達のプレゼンを聞く機会があったのだけれど、その中の一人がプレゼンのイントロとアウトロで動画を使っていた。 で、動画を使うだけならそれは別に良いのだけれど、驚いたことにその2つの動画、とある超有名な洋楽曲をそれぞれフルコーラスまるまるで使っていて、ご丁寧にも曲名やアーティスト名まで字幕で表記していた。さらに、そのうちの一つは動画の始まりと終わりにアーティスト人の写真まで使っていたし…。 当然ではあるけれど、既存の商業レコード・CDに収録されているような音源を、勝手に動画のBGMにして利用するのは著作権法に抵触するし、それを営利事業目的で使ったら完全にアウト。 素人が気負って今回はやっちゃいました的な感じなら、まぁ仕方ないよねとも思うのだけど、このプレゼンやってた人は

  • どうでもいい話:現行音楽産業の緩やかな死を迎えるにあたって - what's my scene? ver.7.2

    どうでもいい話:現行音楽産業の緩やかな死を迎えるにあたって まとめる気は全然ないけれど、ここ数日で気になる報道やブログ記事があったので、いくつかクリップしておく: “iPod課金”見送り ダウンロード違法化へ(ITmedia) 「ダウンロード違法化で何か質問ある?」――津田大介さんが2chにスレ立て(ITmedia) ダウンロード違法化がほぼ決まったけど何か質問ある?(働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww) ダウンロード違法化がほぼ決まったけど何か質問ある? その2(働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww) 私的ダウンロード行為の違法化について(benli) ダウンロード違法化に至る心理(Rauru Blog) 違法着うたフル配信で初の逮捕 ユーザー100万人の人気サイト運営者(ITmedia) 大手違法着うた配信サイト開設者逮捕、と違法着うたサイトNOW(P2Pとか

  • 米音楽業界がオンラインサービスにおける楽曲使用料率を発表 - what's my scene? ver.7.2

    音楽業界がオンラインサービスにおける楽曲使用料率を発表 Billboard.bizの9月23日付け記事「Industry, Online Services Reach Royalty Deal」によると、米国内におけるストリーミングおよび一部ダウンロード配信に対応した楽曲使用料率が公開された。すでに今年6月の時点で業界内では料率の合意を得ていたらしいが、正式な書類手続きが済むまでその内容は公開されていなかったという。 The agreement proposes a mechanical royalty rate of 10.5% of revenue, less any amounts owed for performance royalties for composition, for digital service providers that offer interactive

  • レコード業界はユーザーニーズを真面目に考えているのだろうか? - what's my scene? ver.7.2

    レコード業界はユーザーニーズを真面目に考えているのだろうか? ITmediaの9月4日付け記事「店頭でCDを作成・販売、専用端末で USENやエイベックスなどが新会社」を読んだ。 過去の名曲やヒット曲を中心にデジタル化。CDショップに設置した専用端末に、USENの業務用ネットサービス経由で楽曲データを配信する。専用端末は店員が操作。顧客からの注文に応じてCDと歌詞カードをその場で制作し、パッケージに入れて販売する。 何も考えなければ、オンデマンドによるカタログ販売を効率的に実現する良案に見えなくもない。 しかし、専用インフラ(データベース、サーバー、クライアント、等々)を新たに設け、さらには従来の販売業務と異なる仕事が店員に課されるとなると、固定費や人件費の増加も見込まねばならない訳で、それらの負担を誰が担うのかと言えば、おそらく最終的には小売店とエンドユーザーの顧客になるような気がする。

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