印刷 関連トピックスソニー任天堂 任天堂とソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が苦戦している。パソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)を用いたソーシャル(交流型)ゲームの台頭に伴い、ゲーム機の販売は期待通りに伸びていない。反転攻勢をかけるにはソフトウエア拡充や適切な価格戦略などが求められる。(戸村智幸) 任天堂が1月末に開いた経営方針説明会。岩田聡社長は「ソーシャル時代への対応が遅れているという指摘に答えを出す」と語気を強めた。同社は携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」や2012年末発売の新型ゲーム機「Wii U」での新作ソフトのダウンロード販売を始める。 そのためのプラットフォーム(基盤)「ニンテンドーネットワーク」も立ち上げ、ソフトの追加コンテンツも販売する。ソフト1本で遊べる時間を長くし、商品寿命を伸ばす狙い。ソーシャルゲームのアイテム課金と一見似ているが、岩田社