なかなか眠れない、寝つきが悪いと悩んでいる人も多いだろう。眠れない日があると、翌朝には当然疲れが持ち越され、その日1日が台無しになってしまうことも少なくない。 カラパイアでもこれまで、様々な睡眠法を紹介しているが、効果は人それぞれだ。いろんな方法を試してみて、自分に合う方法が見つかればラッキー。 今回紹介するのは、アメリカの陸軍兵士も長年取り入れているという睡眠を促すためのテクニックだ。効く人なら2分で眠りに落ちることができるという。
仏教の教えによると、自己は幻想だ。仏教は、本質的に自己などないという世界観を説き、欲望を捨て、自分への関心(エゴ:自我)から距離を置くよう勧める。これを実践するために世界中の人々が行っているのが、ヨガや瞑想だ。 しかし最近発表された心理学の研究結果は、そのアプローチと真っ向から対立している。瞑想やヨガによって実はエゴが膨れ上がるというのだ。 ヨガや瞑想で高まる自己高揚感 『Psychological Science』に掲載された論文では、瞑想によって自我を克服するという仏教の教えは、いかなるスキルであれ練習すると自己高揚感(self-enhancement/膨張した自愛を表す心理学用語)を育むというウィリアム・ジェームズの理論と矛盾すると論じている。 大まかに言って、ジェームズの理論を裏付ける証拠はかなりある。しかしドイツ・マンハイム大学の研究チームは、ヨガと瞑想という文脈における同理論を
能力の低い人ほど、自分の無能さを認識できず、自己を実際よりも高く評価し、根拠のない自信に満ち溢れて見えるという。 これは認知バイアスによるもので、「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれている。 嘘ニュースの感想を自信満々に語る人々 アメリカの人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」に「ライ・ウィットネス・ニュース(嘘のニュースによる人々の反応)」というコーナーがある。 これは、道行く人ににでっちあげの嘘ニュースに関しての感想を求め、その回答を面白がるというコーナーだ。 たとえば、2014年のハリウッド版『GODZILLA』の公開時、「『GODZILLA』は、1954年に東京で実際に起こった巨大トカゲの襲撃に基づいており、その惨事で10万人もの人が亡くなっているにもかかわらず、ハリウッドがそれを娯楽映画化することについてどう思うか?」 という質問をハリウッド大通りを行く人たちに投げかけた。
最も成功している人は過大評価されがちだが運による要素が大きい。本当に学ぶべき対象は2位や3位(英研究) 記事の本文にスキップ 勝者はその実力を過大評価される傾向にあるという。ゆえに彼らを真似するべきではないと専門家は警告している。 数学モデルによると、実力が同程度であれば勝敗を分けるのは運の要素が非常に大きいそうだ。 人生の勝者である世界最高の富裕層は、とかくお手本として参考にするべきだと思われがちだ。しかし英ウォーリック・ビジネススクールのチェンウェイ・リュー(Chengwei Lau )氏は、「彼らが優れていることは確かだろうが、最高のスキルを持っているかといえば必ずしもそうとは言えません」と話す。 勝者になるかどうかは運が大きく左右する リュー氏らが2012年に『Proceedings of the National Academy of Sciences』で発表した研究によると、突
内向的な人と外向的な人の違いについて、さまざまなことが言われているが、内向的な人の頭の中では、どんなことが起こっているのか、イラストで解説しよう。 このイラストを作成したのは、リズ・フォスリエンとモリー・ウェスト。よく内向的な人は、社交嫌い、退屈というレッテルをはられているが、多くの人は内向的なことと、外向的なことは必ずしも行動選択の違いではないことに気づいていない。 研究によると、内向的な人の脳は、社交的・外向的な人とはまったく違うやり方で情報を処理しているという。外向的な人は外界からの刺激を素早く処理するが、内向的な人は情報を扱う神経経路が長くて、処理に時間がかかるのだ。イラストを見てもらえば、内向的な人への見方が変わるかもしれない。
不安症とうつは、多くの人が単純に言葉で言い表すことのできない体験だ。「不器用なイェティ」のイラストで人気のアーティスト、ニック・セルクが、読者から集めた体験談をもとに、やはりうつ病を患ったことのあるサラ・フラニガンと組んで、苦しんでいる人がこの疾患と日々どうつきあっているかを図解した。 一時的には不安になったり、落ち込んだりすることは誰にでもある。でも、慢性的にずっとこの障害に悩まされている人もいる。その苦しみがわからない人が、彼らのことを理解するのは難しく、ときにかなり無神経なことを言ったりしたりしてしまうことがある。"どうして克服できないの?"とか、"なにがあったの? 昨日はとても元気そうだったのに"というように。 また、同じうつでも人によって症状は様々であるわけだが、一般的にみられるうつ病や不安症の波といったものをわかりやすく知ることができる。
子供たちにとって、ぬいぐるみはただの縫い合わせたコットンにあらず。想像力豊かな子供たちは、ぬいぐるみに対し人や動物と接する時と同じような感情を持ち、共に遊び、悩み事を打ち明け、夢を語る。 米フロリダ州に住む6歳の少年、オーウェン・レーク君の大親友はトラのぬいぐるみ、ホッブスである。ところがオーウェン君、テキサス州への家族旅行の際、フロリダのタンパ国際空港にホッブスを置き忘れてしまう。 飛行機に乗ってから気が付いたオーウェン君は、自分のふがいなさに涙が止まらない。ホッブスは世界に1つしかないぬいぐるみである。オーウェン君のおばさんが、オーウェン君の為にと手作りで作ってくれたものなのだ。 母親はすぐさまタンパ国際空港に電話をした。 空港職員は手分けしてトラのぬいぐるみ、ホッブスを探してくれた。そのかいあってホッブスは、子供用のプレイグランドで発見された。ホッブスが見つかって一安心のオーウェン君
フロイトの学説は数多くの書籍となっているが、夢診断は簡単な手法ではない。実際、現代の科学者や心理学者の主流派は、夢とそれが暗示する事柄は未解明の謎であることを認めている。 それでも、かなり頻繁に見られる夢が存在することも確かだ。夢診断の現状についてはほとんどの心理学者が異を唱えているにもかかわらず、いわゆる夢の専門家に相談する人は大勢いる。そうした解釈は人によって大きく異なる。 ここでは、人々が良く見る夢12種を、ラウリ・ローウェンバーグ、イアン・ウォレス、ラッセル・グラント、ローレン・ローレンスという4人の夢の専門家がどのように解釈しているのかを見ていくことにしよう。専門家によって解釈に違いがあるのも面白い。 1. 落ちる夢 この画像を大きなサイズで見る ローウェンバーグは、この夢を”潜在意識からの危険信号”と呼んでいる。彼女の説では、この夢は、仕事や人間関係などで大きな問題を抱える人が
寝入りばなに「ドカン!」という大きな爆発音がして飛び起きたものの、実際のところ、周囲では何も起こっていない。そんな経験があるとしたら、それは「頭内爆発音症候群(exploding head syndrome)」かもしれない。 アメリカの統計によると頭内爆発音症候群を持つ人の数は20%とも言われており、5人に1人は「ドカーン!」を経験したことがあるという。 頭内爆発音症候群とは? 『頭内爆発音症候群』とは、入眠時に頭のなかで爆発音を聞いたり、ときには閃光を見たりする現象のことで、頭のなかで鳴る音は、爆発音や花火のような音から、銃声、ドアをばたんと閉じる音、叫び声やうなり声、雷鳴までさまざまだという。ほとんどの場合、数秒以内に音は消える。 頭内爆発音症候群は眠りを妨げるのはもちろん、頻繁に起これば、経験した人は自分は何かおかしい病気にかかってしまったのでは?と不安になったり、誰かに狙われている
時間は流れてはいない。止まった状態で現在・過去・未来が同時に存在している。「スポットライト理論」(米研究) 記事の本文にスキップ 時間は人間の感覚から独立して実在するのか、それとも実在しないのか?時間に関しての概念は実に興味深く多くの研究者たちを魅了している。 マサチューセッツ工科大学の哲学助教授、ブラッド・スコウ博士は、時間は流れていない。むしろ止まっていると考えている。 相対性理論をもとにすると、「現在・過去・未来は同じ時空間に広がっていて、それが散在しているといる状態にある。なので、流れるという表現は間違いだ」。ということのようだ。 時空間は未来・現在・過去を内包している スコウ博士は「ある出来事」が過去になるという現象は間違いであり、時空間はブロック宇宙論の法則に従い、「未来・現在・過去」を同時に内包していると考えている。 彼はこの現象を「(時空間の)一時的な散在」と呼んでおり、「
さて上の画像を見てほしい。3つの円が同じ色の点で満たされて見えるのなら、人間の一般的な色覚と言われている”3色型色覚”の持ち主だ。だが、円の中に異なる色の文字が見えるなど、ちょっと違う見え方をしているのなら特別な才能の持ち主かもしれない。あなたは普通の人より色が多く見える、”4色型色覚”の可能性がある。 4色型色覚の潜在的な保有者は2、3人しか見つかっていないと言われている。 人間の網膜には3色の光受容細胞がある。これは赤、緑、青の”錐体細胞”と呼ばれる。つまり人間は通常は3色型色覚を持っているのだ。錐体細胞の各”フレーバー”は特定の範囲の色のスペクトルに反応する。普段色を認識したとき、それは複数の錐体細胞からの信号の組み合わせの結果だ。 例えば、”オレンジ色”が見えたなら、緑錐体細胞からの中程度の信号と赤錐体細胞からの強い信号の結果である。そして、緑錐体細胞と赤錐体細胞が送る信号の強度の
時間とは不思議なものだ。無限でありながらも有限である。決して止まることなく一定速度で万人に平等に流れていくはずなのに、置かれている状況によって、ゆっくり流れるように感じれば、急速に流れていくようにも感じる。ここで紹介するのは「時間」の謎を解き明かそうとした10の理論や仮説である。 時間の概念について考えれば考えるほど、頭の中がこんがらがってきて、その間にもドクドクと時間は流れるわけだが、かつての哲学者、そして物理学者たちはどのように時間をとらえていたのかを見ていくことにしよう。 1.聖オーガスティンの脳内時間論 この画像を大きなサイズで見る キリスト教哲学者、聖オーガスティンは時間が「無限である」とは思っていなかったようだ。彼の理論によると時間は神が作ったものであり、永遠ではないと言う。 聖オーガスティンは、時間は我々の脳内にのみ存在するもので、時間の流れは人の感覚次第で全く異なるため、「
この世にあるもので、人間の心ほど不思議と謎に満ち溢れているものはない。それは、全宇宙の中でもっとも理解しがたいもののひとつだからだろう。 だからといって、人の心のことがほとんど解明されていないわけではない。おおむね正しいある特定のルールに基づけば、心理学者があなたの行動を予測することができるくらいは解明が進んでいる。あなたはそんな型にははまらないタイプのひとりかもしれないが、これからあげる25の心理は、あなたというひとりの人間のことをかなり的確に言い当てていると言ってもいいだろう。 25. 長い文章より短い文章を好むが、長い文章のほうが短い文章より速く読むことができる。 この画像を大きなサイズで見る 比較的短いコラムの中におさめられた文章のほうが読みやすいかもしれないが、実際はページ全体に渡る長い文章のほうが読む速度は速い。だがおもしろいことに、人はコラムのような短い文章のほうが速く読める
全世界でうつ病に苦しむ人の数は3億5000万人にのぼると言われている。日本では、2008年が104万人とピークに達し、その後徐々に減少し、2011年では95.8万人となった。(図録▽うつ病・躁うつ病の総患者数)。それでも1996年の43.3万人と比べると、倍以上もの数値である。 うつ病は患者にどのような影響をあたえるのか?全第三者がその作用を理解し、はっきりさせるのは困難だとされている。世界保健機関(WHO)によると、うつ病になると、普通の気分の変動とは異なり、自分の力で自分を立ち直らせることが困難となり、持続的な悲しみの感情を2週以上にわたり誘発し、仕事や学校や家で支障のない生活を送ることを遅延させているという。 まわりにいる人がうつ病を見分け、早期に援助の手を差し伸べることが回復の助けになるという。ここではうつ病を抱える人の8つの症状を見ていくことにしよう。少しでも彼らの苦しみを和らげ
「人生は複雑じゃない。私たちの方が複雑なのだ。人生はシンプルで、シンプルなことが正しいことなんだ。」これはオスカー・ワイルドの言葉である。 若いときの方が人生はもっと簡単だと思えることはないだろうか?でも本当は人生はいつだって簡単なのだし、いつでも簡単になれるのに、それがどこかで違ってしまうのは、年をとるにつれ、自ら物事を複雑にしてしまっているからだ。 若いころは、世の中に希望をもって見ていた。自分の欲しいものがはっきりしていて、それほど偏見もなかった。笑顔の人を好きになり、しかめっ面の人は避け、腹が減れば食べ、喉が渇けば飲み、疲れたら眠る。いたって簡単だ。 私たちは年をとるにつれ、次第に外界のネガティブな影響に迷わされていき、あるとき自分の本能にためらいを感じ、疑問を持ち始める。そして、新たな障害や苦しみが生じると、すぐにつまずいて失敗してしまう。 この画像を大きなサイズで見る こういう
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