快適な睡眠を妨げる要因を減らすために、夫婦が別々のベッドや寝室で寝る「睡眠離婚」が増えている。(Photograph by Dorothy Sing Zhang) 米国睡眠医学会が2023年3月に実施したアンケート調査によると、米国人の3分の1以上が、パートナーと寝室を分ける「睡眠離婚」を選択している。俳優のキャメロン・ディアス氏や司会者のカーソン・デイリー氏などの有名人を含め、睡眠の質を優先させるために別々のベッドや部屋で寝るカップルは増えている(編注:日本では、 2011年に学術誌「日本建築学会計画系論文集」に掲載された論文によると、別室で眠る夫婦は約22%であり、結婚から調査時までに別室就寝の経験がある夫婦は3分の1を超えたという)。 「夫婦は一緒に寝るもの、という固定観念に、私たちはとらわれてしまっています」と話すのは、『A Sleep Divorce: How to Sleep