「私は○○という一部上場企業に勤めていてね、2年目から××開発プロジェクトのメンバーに抜てきされて日本中を飛び回ったもんだよ。飛行機のマイルが…(以下略)」。いかにも、定年退職を迎えた元モーレツ社員が口にしそうな内容だが、違う。実は最近、会社をわずか2~3年で辞めた若者がこのような〝自慢〟をしているらしいのだ。 昨秋、インターネット上で話題となったブログの「博報堂を辞めました」という文章を書いたのは入社2年目の若手社員だった。彼は数千字に及ぶ長文の中で辞めた理由についてこう説明している。 「なぜ辞めたのか。みんなに聞かれます。それはそうでしょう、エリート街道を自ら飛び降りたのですから。理由を一言で言うのは正直難しいですが、言うとすれば『生きる』ということを僕なりに見つめたいと思ったからです」(ブログから引用) うーむ、オジサンにはよくわからん理由だ。エリート街道なんて言葉を使うあたりには上