傾聴をしなかったことで相談者の心を閉ざしてしまった 私はネガティブな話を聞くことで、その人の心が暴走して更にマイナスに向かってしまうのが怖かったので、私は相談者のネガティブな発言を払拭するような関わりになりました。相談者が愚痴を言ったら、すぐにポジティブな意見を伝えてさらりと話を終えました。しかしそれを続けていくうちに、ある人は『どうせ話しても無駄』とつぶやくようになり、自分から話をしてくることは少なくなってしまったのです。この経験を経て私は、自分の話の聞き方が相談者の発言を払拭したつもりでも、相談者のマイナスの気持ちを払拭することはできていなくて、その人の気持ちを閉ざしていることに気付いたのです。 優先すべきは、相談者が安心して話せる環境 相談者が心を閉ざしてしまう経験を経て、『解決案を提示したり意見を伝えるよりも、まずその人が安心して気持ちを吐き出せる環境を作ることが大切だ』と言うこと