「重要なのは、アップルストアから出てくる人々が“本当によかった”と思ってくれること」――インタビュー後編では、モノづくりに対するアップルの思いを語ってもらった。 アップル、モノづくりの姿勢 (→前編) ―― 2010年、アップルは時価総額でマイクロソフトを抜き、エクソンモービルに次いで米国2位の企業となりましたが、これによって社内の状況は変わりましたか? シラー まったく寸分違わない状態です。アップルは製品主導の会社です。我々がやっている仕事は、自分たちで欲しくなるクールな製品を作ること――自分の家族や友だちも気に入ってくれるような素晴らしい製品を作ることです。 我々の会社をウォールストリートの数字が何といっていようと、そんなことは我々には一切関係ありませんし、よりよい製品を追求し、開発する姿勢には何の変化ももたらしません。我々の“モノづくり”を追求しようという思いを、これまで通り鋭敏に保
2010年も意欲的に新製品や新サービスを数多く投入してきたアップル。1月のタブレット端末「iPad」に始まり、6月にはスマートフォンの「iPhone 4」、10月には新型「MacBook Air」を発表した。11月には日本の「iTunes Store」で映画の販売とレンタルを開始し注目を集めた。ザ・ビートルズのデジタル配信開始も全世界で大きな話題となった。 2010年度第4四半期の業績を見ると、Macは前年同期比27%増の389万台を出荷。iPhoneは前年同期91%増の1410万台を出荷した。iPadの販売台数は419万台とセールスは好調だ。 米アップル ワールドワイドプロダクトマーケティング シニアバイスプレジデントの フィル・シラー氏に今年のアップルの商品について話を聞いた。 ――「iPad」発売以降、他社からタブレット端末が相次いで発表となった。iPadは全世界で750万台を売り上
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