防ぎようはあるのか HDD横領転売事件から見える「サプライチェーン・リスク」:半径300メートルのIT(2/2 ページ) 防ぎようはあるのか? 個人レベルでの対策は? ブロードリンク従業員によるHDD盗難事件の問題は「ストレージに残る情報をどうするか」という点にあります。個人レベルで対処するには、例えば「売却前にHDDの全領域を、複数回『ゼロ』で埋める」といった方法が推奨されていました。しかし、現在では「ストレージそのものを暗号化して運用する」方が良いのではないでしょうか。 例えば「MacOS」では「FileVault」、「Windows 10」なら「BitLocker」がディスク暗号化の機能として提供されています。これらを利用すれば、ストレージを別のデバイスに接続しても、データの読み取りはできません。神奈川県庁が常に暗号化された状態でHDDを使っていれば、不正に売却されても情報漏えいは防
![防ぎようはあるのか HDD横領転売事件から見える「サプライチェーン・リスク」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/83ea823f67e8a2a4a7854c5949e5760376161b48/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F1912%2F09%2Fcover_news072.jpg)