スイスの国際経営開発研究所(IMD)は11月30日、7回目となる世界デジタル競争力ランキング2023を発表した。2017年の調査開始以来、5回目まで首位を維持していた米国は、前年調査では2位となったものの、再び首位に返り咲いた。オランダ、シンガポール、デンマークに続き、スイスは前年同様に5位を維持した。日本は前回調査から3つ順位を落とし、32位となった(添付資料表参照)。 同ランキングは、64カ国・地域を対象に、政府・企業・社会の変革につながるデジタル技術を導入・活用する能力を、(1)知識:人材や教育・訓練、科学に対する取り組み、(2)技術:規制および技術の枠組みと資本、(3)将来への準備:デジタルトランスフォーメーション(DX)に対する社会の準備度合い、の3点からランク付けし評価するもの。評価基準のうち3分の2が測定可能な数値データを、3分の1が企業・政府幹部の調査回答を基にしている。