Webの歴史を考える時に,「検索」をどのように考えるべきかを暫く悩んでいました。検索エンジンは,いまやなくてはならないサービスですが,通常のWeb技術の発展とは少し距離をおいているように感じるからです。 大量な情報から指定したものを見つけ出し,ランキングするこの機能は,多サイト間だけでなく,単一サイト内にも多用されつつあります。強力な検査エンジンをサービスとして用いるサイトは増えつつあるといっても良いでしょう。ところが,この単一サイト内という分野に限って言えば,実は,検索とは,Webサイト構築者に対するユーザーからの「ダメ出し」だったと言えるように感じ始めています。今回はこの視点から検索とRIAを考えて見ましょう。 最初は「量」がものを言う時代 Webの黎明期に於けるキーワードは「(情報)量」だったように思います。とにかく大規模なサイトを目指し,大量の情報を提供できることが,ネットの中で確
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