「アイマイミー」「ヒーヒズヒム」「シーハーハー」と唱え続けたところで、ダラダラの継続は力にはならなかった。少なくとも中高合わせて6年間は英語と向き合ったはずだが、あの日々に何の意味があったのだろう。どうしてこんなにも英語ができないのか。会社員となり仕事で必要になって慌てて勉強し始めても、後の祭りなのか。どうも英語が上達しないと悩む者も少なくはない。 『イングリッシュ・モンスター式 中学・高校で習った英語の基本を5時間でやり直す本』には、英語力アップの極意が記されている。海外経験ゼロだが、TOEICで満点を30回も出したことがあるという著者・菊池健彦氏の経歴はあまりにも波瀾万丈だ。大学卒業後、コネで営業マンになるも、ひどい時はノルマの3分の1も達成できないありさまで34歳で退社。その後の展望など何もなく、6畳一間のアパートに引きこもり続けた彼は、1年が経ったある日、「何もしないこと」に飽きて