イシダイの旬はいつか? たぶん晩秋から春にかけて、そして初夏までなのではないか、と思っている。 少々自信がないので、春夏秋冬食べてみるしかない。 今回のものは徳島中央市場で揚がったもの。 産地はもっとつきつめると阿南市あたりではないだろうか。 1キロ上、口の周辺が黒くなっている。 イシダイは小さいときは熱帯魚のようで黄金色。 だんだん身体が白くなり、そこに黒い横縞が走る。 やがて大きくなるに従い縞模様が消えて、口の周辺が黒くなる。 釣り師はイシダイの成魚を口黒という。 イシダイは小さくてもうまい。 もちろんある程度大きい方がよりうまいと思うが、大きすぎてもダメ。 もっともうまいのは1キロ〜2キロくらいではないだろうか。 そして師走徳島のイシダイはいかがなものか。 宅急便で届いたばかりの口黒(イシダイ)が『市場寿司 たか』にある。 「活けを締めてもらったヤツだよ」 「いい身してるよ、期待する