浅田真央が五輪で舞う日まで(1/4) バンクーバー五輪が近づいたせいか、このところ各紙ともフィギュアスケート関連の記事の多さが目に付く。 巷の興味も同じと見え、スポーツに関心のなかったような友人達と会うたびに、「真央ちゃんは大丈夫なの?」「ミキティはメダルを獲れそう?」「どの選手がオリンピックに出場するの?」などという質問が矢継ぎ早にされるようになった。 それにしても、いつから日本人はこんなにフィギュアスケートに熱を上げるようになったのか。少なくとも2002年のソルトレーク五輪までは、それほど強い関心のもたれる競技ではなかった。その後、若くして安藤美姫や浅田真央が台頭して来て私たちの興味を引き、2006年のトリノ五輪で荒川静香さんが金メダルを獲得すると、一気に人気がブレイクした。今や、かつて日本のお家芸だった柔道やバレーボールに匹敵するほど、期待値の高い競技になってしまった感がある。