バックネット裏のスカウト視察席は空席だらけだった。 参加選手の前所属チーム、年齢、アピールポイント等がプリントされた資料が寂しげに風になびいている。 11月20日、ジャイアンツ球場で行われた第2回プロ野球12球団合同トライアウト。 客席に座っているだけで、指先がかじかんでくる。 さ、寒いっす…。 あと10日もすれば12月だ。とてもじゃないが野球に向いている気候ではない。 三塁側ベンチ前では、身体を温めようと巨人の加治前竜一がダッシュを繰り返している。 59人(投手34人、野手25人)が参加した第1回から、18人(投手10人、野手8人)へと参加者激減。 どこかのチームに誘われ新天地へ移籍が決まった選手、対照的に野球に見切りをつけ第2の人生に進もうとしている選手。 人にはそれぞれ事情がある。 つまり、第2回トライアウトには、まだ行き先の決まっていない男達が集結したわけだ。 さあアピールタイム開
![【プロ野球死亡遊戯】参加選手18名!「テレビじゃ見れないトライアウトの真実」とは? | プロ野球死亡遊戯 | スポーツナビ+](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/493a9fddc79219db138c7cc55c2a8de5643f1401/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.plus-blog.sportsnavi.com%2Fimages%2Fportal_v2%2Fsbt_image.gif)