■基本的に打者は引っ張る 2月に入り、プロ野球各球団は一斉にキャンプインした。自主トレの期間中から連日、メディアを通じて選手の情報が伝わってきたが、その中に以下のような発言をしている選手を複数人、確認することができた。 「今シーズンは逆方向への打撃を磨きたい」 おそらく今年に限った話ではなく、例年何人かの選手が、このような目標を掲げてシーズンを迎えている。 ここでひとつ、素朴な疑問が浮かぶ。 打者は、引っ張って打つべきなのか、それとも逆方向に打つべきなのか。 決して二者択一の単純な問題でないことは承知の上で、打球方向と結果の関連性について分析したい。 まず、前提として、NPB全体の打球方向の傾向を確認しておこう。フェアゾーンを扇状に3分割した場合の右打者のレフト方向と左打者のライト方向を「引っ張り」とし、その逆を「逆方向」、真ん中を「センター」とした。過去10年まで遡ってみると、どのシーズ
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