by OpenEye 満ち潮に乗るか、引き潮のなかで踏ん張るか、それが問題だ。 アンティーク着物、リサイクル着物の業界の若いひとたちと話をしていると、いつも、将来どうなるかな、という話になる。 僕はもう歳だし、子供たちも成人し、欲も薄れて、この引き潮の中に留まってもどうということはない。 でも、若いひとは、まだ何十年も食っていかねばならず、新たな満ち潮を探して乗るのか、引き潮のなかで独自の戦いを見つけ出して踏ん張るのか、常々考えているようだ。 要は、ニッポンジンは、興味がなんだもの。 着物とか、ワビ・サビとか、伝統文化とか。 風流を好む気持ちは、ここ30年で絶滅したね。 なすがまま、滅びるものは、滅びたらいいんだよ。 と、尊敬する大先輩は仰る。 大きな引き潮のなかで戦っても、大勢は変わらないと。 だって、と大先輩は、続ける。 ほら、盆栽とか、もう、絶滅寸前でしょ。 逆に海外じゃ人気になって
![満ち潮に乗るか、引き潮で踏ん張るか、それが問題だ - ICHIROYAのブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc10acdb3c03d3d88e4a346b6e40ccb40df6cdd5/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fy%2Fyumejitsugen1%2F20130325%2F20130325052748.jpg)